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2018年5月31日木曜日

滑舌

それにしても・・・

国会見ていて思うのですが
党首の皆さん、とても滑舌が悪い。

安倍首相・枝野代表・志位代表のお三方。
お話が、なんとも聞き取りにくい。

先日、女優の「土屋太鳳」さんが
舌小帯短縮症の手術をしたというニュースをみました。
滑舌が悪いのを改善するために
舌の下にあるヒダを切り取る手術なのだそうです。

政治家は言葉で百万単位の人を動かす仕事なのですから
滑舌の改善をぜひお願いしたい。

また、国会は退屈だと敬遠されていた昨今。
今、面白いですよ。
とっても。(^-^)
子供たちも、将来必要とされる大人の立ち振る舞いが学べますので
ぜひ、中学生や高校生の皆さんが見てほしい。
スマホがあれば、ユーチューブで簡単に見れますから。

国会中継のアーカイブを見ていて
44歳のおじさんも、この年になって大切な事に気が付かされました。

人に自分の主張を理解してほしい時
また、物事を言葉だけで正確に伝えたい時は
自分の言動を

「ゆっくり」
「ハッキリ」
「端的」

とすることがとても大事なんですね。

端的とは・・・
「てっとりばやく確信に触れる」ことを指します。

共産党の宮本岳志氏と安倍首相のやりとりをみていて
とても勉強になりました。



(動画は日本政治チャンネルより)

相手に比べ、宮本岳志氏の話はとても聞き取りやすく
要領を得ていて分かりやすい。
かたや、官僚や首相は何言ってるかわからない。(^^;)
こんなブログを書くと・・・
「あそこの会社の社長は共産党だ」とか言われそうですが
私は、自称右翼の人間ですから、あしからず。(苦笑)

それにしても・・・

以前、文科省の事務次官が更迭されたとき
加計問題に絡んで「総理の意向」と記した文書が出てきて
それを本物とした前事務次官の前川喜平氏に対し

「(彼は)地位に恋々としがみついていた。」
記者会見で痛烈に批判した菅義偉官房長官。
その時の、官房長官のお話では

「(彼は)当初は責任者として自ら辞める意向を全く示さず
その後に世論からの極めて厳しい批判などにさらされて
最終的に辞任された方だ。」
として、前川氏を『人間失格』だと批判をされていましたね。

さて現在。
総理大臣と副総理大臣は自ら辞める意向を全く示さず
世論からの極めて厳しい批判などにさらされています。

総理大臣の口癖を借りると「まさに」
自らの地位に恋々としがみついているように見受けます。
菅官房長官は、そのお二人を見てどう思われているのでしょう?

そして、国会答弁で一番笑ったのは・・・
「私と妻が関わっていたら、議員も総理大臣も辞める」
と、過去の国会で言い切った安倍首相。

今になり、2人が関わっていた証拠が次々に出てきて
一体全体どうするのか注視していたら
彼は、驚くべき事を口にしました。

「お金のやり取りがあって頼まれて行政に働きかけたという意味での関わりは無い。」

凄いですね。
ここまで、必死にしがみつくのです。
己の地位に。

恋々としがみつくその様をみて、感服しました。
「ああ、この人は身を以て国民に体現されておられるのだ。」
その姿は、なんとも勇敢で、限りなくみっともない。

総理が良く仰る『李下に冠を正さず』という諺。
中国の故事だそうですね。

2000年以上前の中国の斉の国のお話です。
虞姫(ぐき)という女性が実在し
その彼女が発した言葉に由来するとされています。

当時の王の娘だった彼女
ある日、家臣たちが悪事をしていることに気づきます。
その家臣を排除するよう父親に忠告すると
逆に家臣から不倫をでっち上げられてしまい、
普段の様子からそれを信じた威王は娘を幽閉します。

囚われた虞姫は、父親に言いました。

私はこれまで王のために尽してきたが陥れられてしまった。
もし自分に過ちがあるとすれば、
人に誤解を招くような行動があったこと。
それは自分の責任である。
たとえ死刑になろうとも、弁解はしません。
ただ死ぬ前に、これだけは聞いてほしい
と・・・
国の惨状を訴えた。

この時、虞姫が自分をたとえた言葉が下記です。
『瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず』

たとえば、瓜の実がなっている畑の中では
身をかがめて靴を履き変えてはいけません。
瓜を盗んでいるのではないかと疑われるからです。

李(すもも)の木の下では
頭の上でずれた冠を直してはいけません。
李の実を盗んだのではないかと疑われるからです。

私の死後、王としてそう心掛けてほしいと嘆願する娘を見て
王は目覚め、悪事を働いた家臣を処刑して国を建てなおした。

なるほど。

とすると・・・
安倍首相曰く「威王」が自分だと。
悪事を働いた家臣が「財務省」で
野党が「虞姫」という比喩になるのですね。

そうかぁ。
得意万弁にこういう彼に、もう少しツッコミを入れてほしいところです。
なぜこれを野党の皆さんがスルーしている不思議。

安倍氏は・・・
自分を「王」だと思ってらっしゃるのです。

安倍首相の答弁を語ると不条理のキリがないので
私も真似をして、最後に諺をひとつ。

『前車の覆るは後車の戒め』

自民党の良識ある政治家の方々に、強く望みます。


2018年5月29日火曜日

角川ドワンゴ学園

N高等学校って知ってます?

私、知りませんでした。

通信制の高校なのですが・・・
私の時代の通信制のイメージとは全く異なる「ネット高等学校」で

いつどこでも「スマホで授業」が受けられるのです!!!

本校は沖縄本島の真ん中「うるま市」の離島に所在し
2016年に開校した新しい学校なのですが
キャンパスは日本全国にあり
通信・通学・全寮制をリアルタイムで選ぶことができて
さらに何を学ぶのか、いつ学ぶのかを自分でチョイスすることができる。

学校に通う必要があるのは、年5回だけ。

今までの『やらされる高校』の概念をいっさいがっさいぶっ壊した
『自分で選び、好きなものを学ぶ高校』という

まさに今の時代にあった超高校と言えます。

詳しくは、N高校のHPをご覧ください。

動画を見てもらうのが今の時代にあってるかな?



色々な動画がありますので、ぜひご覧ください。

すでに、新しい時代が始まっていますね。
こんな試みに触れると、日本の未来に明るさを見出す事ができます。

こんな高校があと10年早く生まれていれば
多くのニートが救われていたと思います。
集団が苦手、人に合わせるのが苦手、教師が苦手。
学校の校舎の雰囲気自体が苦手という子供たちはとても多くて、
様々な個性を持った子供たちが皆
一つの箱にいっしょくたに詰められて
息苦しい思いをしています。

実際、私がそうでした。

この学校の名前を一番最初に知ったのは、新聞記事でした。
以下がその記事です。
****************************************************
~島に移住、17歳の充実~
島々が連なる鹿児島県北西部の長島町に今秋
東京から女子高校生が移住した。
通学時間の長い東京の学校に足が向かなくなった
高校2年の白鳥優季(ゆうき)さん(17)。
島に高校はなく
教育拠点「長島大陸Nセンター」で学びつつ
水産業を手伝う。

「自然にあふれ、人も温かい。島暮らしもいいかな」
一緒に移住した家族とともに
生き生きと新天地で根を張りつつある。

12月中旬、町北部の諸浦港。
海上の作業場で白鳥さんは、地元特産の養殖ヒオウギガイの
出荷作業のアルバイトに汗を流した。
口紅も引く今どきの女の子。
網に入った小魚をつかみ「かわいいー」と声を上げた。

白鳥さんを雇う水永一朗(かずあき)さん(49)が
貝の刺し身を差し出すと
「甘い。都会じゃあり得ない経験」と頬を緩ませた。
汚れてもお構いなし。とてもたくましい。
何にでも興味を持つ姿に水永さんの方が驚く。

白鳥さんは都立の進学校に通っていた。
しかし自宅から電車を乗り継ぎ片道約2時間。
朝がつらく、1年の2学期から休みがちになった。
2年生になると午後からの登校が続いた。
「生活リズムが崩れていた」

そんなとき、母の薫さん(47)が長島町への移住を提案した。
2007年に唯一の高校が閉校し、若者流出に悩む町は
昨年8月、通信制高校「N高校」の教育拠点を役場に開設。
薫さんは、知人で町の地域おこし協力隊を務める土井隆さんからセンターの話を聞き
通学時間にとらわれず学習できる環境が娘にぴったりではと思った。

白鳥さんは「環境が変われば、自分も変われるかも」と決意。
10月末、中学2年の弟、聖(あきら)さんと家族3人で移住した。

薫さんは町の地域おこし協力隊に採用された。
町には、センターで多様な学びの形を提供しつつ
若者に島の魅力を体感してもらい
定住につながらなくても「長島ファン」を増やしたいとの思いがある。

センター初のN高生となった白鳥さんは朝から養殖を手伝い
午後から授業の動画を見ながら勉強をする生活。

町の地域おこしイベントにも加わるなどして、友人も増え始めた。
「以前より自ら考え、積極的に動くようになった」
と感じている。
来年2月には出荷のピークを迎えるアオサ養殖の
手伝いもするつもりだ。

将来的な定住は「全く分からない」
それでも、今はいろんな経験をしてみたいと目を輝かせる。
「もっと長島を知って好きになりたい。」

鹿児島県長島町は
N高校を運営する学校法人角川ドワンゴ学園と連携し
役場の空き室に長島大陸Nセンターを開設した。
無料の公衆無線LAN「Wi-Fi(ワイファイ)」が整備され
N高配信の授業動画をネットで見ることができる。
町はこのセンターを拠点に

他のN高生らを対象にした職業体験プログラムも実施している。
***************************************************
西日本新聞より)

面白いでしょ!

東京砂漠から、自然あふれる地方の離島に移住し
働きながら、余った時間で高校生活を送るなんて素敵。

この学校の創始者、川上量生さんは凄いな!!
日本、捨てたもんじゃないね。

こんな人が、総理大臣になればいいのに。(TT)



2018年5月28日月曜日

街の自立

まちといっても
町と街では、根本的に異なります。

でも、言葉で発すると同じ「まち」となるので、なんとも解りにくいですね。
街は、コミュニティーで
町は、区分け区切りです。

だから、「街の再生」と「町の再生」では、まるで違う意味となります。


国や県や市が公共事業として行っているのは「町の再生」です。
道路や歩道は広くなるが・・・
巨大資本に頼ることにより郊外のショッピングモールばかりが増える。

町の再生が進めば進むほど、地場の生活の中心だった商店が打撃を受け
シャッター街が増え続け
地場の商店街は壊滅し、小さな街が機能しなくなる。
ドンドンと疲弊し、人が流失しつづける結果となっています。

本来必要なのは街の再生なのですね。
それは「コミュニティーの再生」であり
人と人とのつながりを再生することとなります。

富士通総研研究員の上田さんが新聞でこんなことを言っていました。

東京には数百の超高層ビルが存在し
天空に無数の人が働き
そして暮らすようになった。
一方で大災害の教訓から
建物へ期待される物事は変わりつつある。
東日本大震災では
東京も高層ビルやマンションでエレベーターが動かなくなり
断水が発生し、生活に支障が生じた。
山間地域の集落が孤立した熊本地震のように
高層ビルも限られた上下の流れを失えば
「山岳地帯」と同じである。
高層ビルや高層マンションは
こらからは、人やシステムの連携によって
建物や空間を多機能に強化し
それ自体で「自立した街」を創っていくべきである。

仙台市で行われた世界防災フォーラムでは
マルチステークホルダー型防災が「日本の伝統」として
世界で普遍化された。
「全ての人が取組み、全ての人を守る。」という事ができるよう
その対話を始めるときである。

「東京砂漠」じゃないですが・・・
人と人とのつながりが全く無い都会の生活では
熊本の震災のように、人と人が助け合うことを望むのは難しく
また、何年たっても復興は進まない熊本の惨状は
現在の政府も公共も頼りに出来ないことを表しています。

今、都心に直下型の大地震が起こった場合
公共自体が機能不全となる可能性が高い。
そうなると、誰も自分や自分の資産を守ってはくれない。

備えあれば憂いなし。
でも、それは水や食べ物だけではなく
人と人との助け合える下地造りであり
マンション居住者やビルのオーナー間でコミュニティーを形成し
自分たちの力で危機に対応できるようにしないといけない。

そう、仰っているわけです。

この東京新聞の記事がなんだか喉に刺さった魚の骨のように
私の心にひっかかっていたところ
先日、こんな記事を発見しました。

「鎌倉資本主義」

暮らしやすさと人のつながりを地域の大切な資本ととらえ
「幸せ度」を高めようという取り組みが、鎌倉市で進んでいる。
競争原理による資本主義経済から一歩抜け出し
地域が企業と協同して
全体の豊かさにつなげる、名付けて「鎌倉資本主義」だ。

なにそれ?
鎌倉市民として、全く知りませんでした。(^^;)
その中心としてオープンしたのがこれ!!
「まちの社員食堂」
https://kamakura-shashoku.machino.co/


(画像はkey-architectsさんより)

今年4月にOPENしたそうです。
地元の飲食店31店が週替わりでメニューを提供。
市内22の企業や団体、市役所が運営にあたる。

「食でつながりが増えればハッピー」
「人が集まれば、新しい発想が生まれる」
「地産地消の新しい形」
「新しい資本主義の取り組みの一つです」

そう仰るのはこの取組の中心人物である
『面白法人カヤック』のCEO柳沢大輔氏。
https://www.kayac.com/vision/kamakura

ほほ~
面白~い。

街の再生の本質を鎌倉で見るとは・・・!!

柳沢さんは44歳。
私と同じ年だね。

一緒に酒でも飲んでみたいな。(^^)
楽しそうだ。
あ、なるほど。
これが全ての原動力なのかも。

「面白そう」「楽しそう」
これがなければ、現代人は動かないのですね!!
そして、公共事業に欠落しているモノですね。
町内会や自治会にも見当たらず
もちろんマンションの管理組合にも微塵もない。

だから若者たちが離れていく。

そう考えると面白法人という名前は、まさにですね。
なるほど!

日本の未来を切り開く力は・・・
「面白そう」「楽しそう」なのか!!

ますます、柳沢氏に興味が湧くのです。
同じ柳ですし。(^^)


2018年5月27日日曜日

鎌倉山売地

鎌倉山4丁目にて土地を購入しました。

土地面積64坪の更地です。
8月をめどに駐車場の造成を行い、土地として販売を考えています。
価格は3,000万円前後。
ライフラインは全て引き込み済みとなりますので
家を建築するときに余計な諸経費が掛かりません。

今日は、駐車場スペースの大きさと階段の位置を決めるため
参考間取りを考えてみました。


方角は上が北、下が南となります。
南側は一部紀面となりますが、とても広いですね!!

建物は、1F面積が51㎡程度。
リビング部分をドンと吹き抜けにして解放的な家となります。

土地付き建物で4980万円(税込)が目途となります。

最寄は、湘南モノレールの湘南深沢駅まで徒歩11分。
又は西鎌倉駅となります。

現在、深沢エリアで都市開発が進んでおり・・・
徒歩10分程度のところに商業施設や鎌倉市市役所が建設され
2026年には開業されると思われます。

ご興味がおありの方、お問い合わせくださいませ。
(^^)


2018年5月26日土曜日

子供の世界

先週の定休日。
妻が体調不良だったので子供たちと自転車で近くの児童公園へ
そこには、小学校の同級生がいっぱい。(^^)

娘は、同級生を5人見つけ自転車レース。


息子は、同級生8人とベイブレード。
(現代のベーゴマ)


公園の周りには、付き添いのお母さん方。
幼稚園が一緒だった方が多く、ほとんど顔見知り。

私も空いているベンチに腰を下ろし・・・
おおよそ半日、公園でまどろみました。(^^;)

夢中で遊ぶ小学生低学年の子供たちを観察していると



38年前のホコリを被った記憶が少しよみがえってきて

「ああ、自分にもこんな日々があったな~」

と、なんだか感慨に浸ってしまいました。

まさか、こんなオッサンになるとは
子供のころ夢にもおもっていなかったな~。
そして、こんな風に
自分の子供たちを連れて公園に付き添うなんて
子供のころの私が知ったら、腰を抜かして驚くだろうな~。(笑)

久々に「子供の世界」に触れて・・・

そうそう大変なんだよね。子供は子供で。

人付き合いが成熟していない中で
喧嘩して、仲直りして、仲たがいして
相性が良い子も、全く合わない子もいたり
でもそれがいっしょくたになっていて
クラスの中で上下関係が生まれ
解らない中で上手い事やっていこうと努力して。
何人かのグループに分かれ
その中で主張したり自分の主張を抑えたり。

狭い中で、いっぱい嫌な思いしたな~。
(私の子供のころ)

ん?
まてよ?

こりゃ、大人の世界と全く同じじゃないか。(^^;)

そう考えると、子供って大変だ。
あんな小さな体で、大人の世界と同じように
人間関係に四苦八苦している。

最近、我が家ではルーズな息子や娘に怒ってばかりだったけど
家に居るときぐらい子供が安らぐようにしないとダメですね。
プレッシャーを掛けず、叱らず、ニコニコしないと。

学校でストレスを受け
帰った我が家でプレッシャーを受けたら
こりゃ、生きてられませんわ。(TT)

怒らないようにするのはとても難しいですが(苦笑)
親として、これからしっかりと心掛けたいと思います。

公園のベンチで、そんなことを想う・・・
44歳の春でした。




2018年5月25日金曜日

ジャパニーズスタンダード

ご紹介するのがすっかり遅くなりましたが・・・

ブログに乗せようと思って忘れていた写真を
約6ヶ月遅れでご紹介します。

去年、ご協力店の皆々様から頂いたお歳暮の中に
驚くものがありました。



風呂敷包みでリボンを添え・・・
造花が添えてあります。(□゜;)



中身はさることながら
この梱包に、心を奪われました。

「日本って、本当に凄いなぁ~。」

しばし、このお歳暮を手に、感じ入ってしまいました。

このお歳暮を選んだ方の心とセンスを感じ
商品にこの梱包を施したお店の粋を感じ
美しく包んだ従業員さんの敏腕を感じ
造花やリボンを崩さず運んできた宅急便の凄さを感じ

「本当に日本って、良い国だな。」

と、改めて認識しました。

酷いニュースばかりですが・・・
日本は捨てたもんじゃないですよね。

日本とは、こういう文化の国なのです。

「心配り」
「気遣い」
「思い遣り」

それを思い知らせてくれた、逸品の話でした。


2018年5月24日木曜日

スケープゴート

日大アメフト事件で・・・
日本マスコミ特有の「個人叩き」が始まってます。

攻撃する必要がある先は、日本大学という組織なのに
終始「井上コーチ」や「内田監督」に矛先が向かい
ネットでは、個人攻撃がやまない。

元々、宮川泰介君が「殺人タックル」の首謀者として
ネットに顔写真から自宅の住所が晒され
家族構成から親の職業、兄弟親族までを特定され
彼らの身に危険が及んだことが
これ程までに事態が大きくなった原因です。

そこにマスコミはクローズアップせず・・・

一緒になって、コーチや監督個人の猛烈なバッシングをする。

しかも、時期が「森友学園の交渉文書」の国会提出にかぶさり
この日大アメフト問題が、絶妙のスケープゴートにされてしまい
もう、酷い有様です。

森友問題では「首相夫人が関わった」事が明らかになりました。
もし、このアメフト問題が無ければ・・・
ワイドショーは、首相が「妻が関わっていたら総理大臣を辞める」という
あの一点で、盛り上がっていたことでしょう。

方や民事の全治3週間の傷害事件。
方や税金8億円詐欺。首相の収賄&偽証罪。

本当に、日本のマスコミはアカンですね。(TT)

ただ、今回の件で一つだけ為になったことがあります。

パワハラ会見の志學館大学が特殊だったのではなく
日本最大規模の日本大学も全く持って同じだった。

大学というのは、利権なんですね。
教育に情熱がある人間がトップに付くのではなく・・・
権力と金だということ。

それが、今回、本当に良~く解りました。

加計学園の加計考太郎理事長しかり
志學館の谷岡郁子学長しかり
日本大学の内田正人常務理事しかり

言動も容姿も含め、失礼ながら・・・
皆様とても教育者には見えないのです。
アウトレイジに出てきても違和感がない。(苦笑)

先日、高須クリニックの院長のツイッターが炎上し
ニュースとなりましたね。
それは下記若者の記事に対し意見したことがキッカケでした。

~20歳大学生~
「若者の車離れ」「若者の旅離れ」など
「若者の○○離れ」という言葉が存在する。

メディアは
その原因を若者の意識の低下のせいだと指摘しているが
はたして本当にそうなのだろうか?
私は違う考えだ。
根源にあるのは「お金の若者離れ」ではないだろうか。

2016年度、20代の給与所得者の平均年収は
258万円とのこと。

月々の家賃や水道光熱費の支払いに加え
奨学金の返済がある人もいるだろ。
この中でやりくしり・・・
私たちに支払われるかどうかも分からない年金の事を考え
貯蓄に回す分を含めると
思うように使えるお金はほどんと手元には残らない。

「車が欲しい!」
「旅行に行きたい!」

そう思う若者は多くいる。
だが、車や旅行が高嶺の花になっていく。

今なお、右肩上がりに経済が成長した時代の感覚で
物事を考える人達から
「最近の若者は夢がない。欲が無い。」
と言われるのは、うんざりだ。

「お金の若者離れ」という言葉は
もっと広く知られて欲しい限りである。

これに対し、高須院長が「甘ったれるな、目を覚ませ!」とツイートし大炎上。

どちらの言い分にも一理あるのですが・・・
一言だけ言わせてください。

「大学が腐ってるんですわ。」

教育を食い物にしている連中がいる。
結果、子供を食い物にしている訳です。
その連中が権力を握り、今のこの社会を形成している。

それが高須院長と若者のギャップを生んでいるのだと
強く思うのです。

日本を形成する人員を生む為の大学が
金と権力を得るための箱物に成り下がってしまった。

福沢諭吉や大隈重信の人を育て国を創造しようという志が
今の大学運営から、失われてしまった。
教職員もただの金儲けの道具として扱われている。

今、我々が見せられているのは、その腐った部分かと。

そんな大学を出た若者たちを不能だと嘲笑うのは
筋違いだといえます。

また、テレビを見ていて不思議に思ったことがあります。

・セクハラ財務省事務次官
・志學館大学学長
・日大アメフト部監督

顔が、皆様とても良く似てらっしゃいます。

写真を並べて見ると・・・
「3兄弟か?」
と思うほど。(苦笑)

なぜか、考えてみました。
国も企業も大学も皆、横でつながっているのです。
金・コネ・天下りで。
同じ穴のムジナ。
同じ穴に入ると、人って顔が似てしまうのですね

政治家も官僚も学長も理事も本当に人相がソックリ。

プライドの塊で人を見下すあの目。
良いもの食いすぎて、ただれた肌。(ただのひがみ)
ほくそ笑みすぎて、ひん曲がった口元。
金の匂いを嗅ぎすぎて膨れた鼻の穴。

厚顔無恥を絵に描いた御顔々。

人相って、本当に凄いですね。
人としての性質や本質はすべて相に出るのです。

日大の記者会見を見ていて・・・
だただた感心する私でした。

2018年5月22日火曜日

上棟式

昨日は、注文住宅T様邸
無事、上棟を終えることが出来ました。

午後4時ごろ、施主様にお越しいただき・・・
午後5時まで、屋根の野路板施工が終わるまでお待ちいただき
略式の上棟式をとり行いました。

ご近隣の方から「餅撒くの?」と聞かれましたが
都心やその周囲では、餅撒きなんてほとんど行われておりません。

昔は家を建てるというのがステータスシンボルで
とてもオープンだったのです。
3世代が生活し、10人以上が住む大家族が多く
○○家と、親族の顔だった。
「見ろ、俺の家だ、凄いだろう~!」というような。
すごく外向きだったのでしょうね。

日本の昔からの風習は、外様向きのものが多いのです。

でも、今、プライバシーが何よりも重要となり
皆、内向きな生活をしています。
出来る限り自分の生活は人に知られたくない。
なんなら自分が建築することも伏せたい。

よって、地鎮祭や上棟式もやらないという若者も多い。

私もこの仕事をもう20年以上やっていますが・・・
神前で行う上棟式はビル以外一度も立ち会ったことは無く
餅撒きは一度も遭遇したことがありません。

ちなみに最近は、現場での宴会もしません。
建物密集地が多く、近所迷惑になるので。
それに大工さん方は皆車で来るため、お酒が飲めないのです。(^^;)

さて、話を元に戻します。

作業の片付けを終えた後
まず、施主様と棟梁のご挨拶。
棟梁と家の四隅を回り、土台柱にお米と御塩を盛り、御酒でお浄め。
そして、無事の完成をお祈り。



お浄めとお祈りが済みましたら・・・
上棟応援に来て下さった大工さん方を囲んで、一言頂戴します。


本建物設計の善波からの挨拶。
棟梁の遠藤からの挨拶。

御酒で乾杯をして(私が音頭)
お手を拝借し、一本締め。(井関が音頭)

施主様から大工さんにご祝儀を賜り
これで、滞りなく終えることが出来ました。

その後は、施主様と私で室内を見て回ります。


これが、施主様の人生最初の我が家とのご対面となります。

思ったよりも大きかったり、小さかったり
「おーっ」とか「う~ん」とか、言葉にならない声が上がります。
ご夫婦で目を丸くして見回る後ろを私が付いて回り

「ここがキッチンです」
「ここがトイレです」
「ここは全部吹き抜けになりますよ~」

と説明して回ります。

今まで想像でしかなかった我が家。
今日、初めて形になった訳です。

そんな場面に立ち会えるので、この仕事は感動があります。

これから3か月かけて、理想を叶えて行きます。
頑張ります。



2018年5月21日月曜日

注文住宅を上棟

今日は、快晴!!

ずっと続いた猛暑も落ち着き・・・
とても過ごしやすそうな日となりました。

そして、今日は建築吉日。

建築の良日を仏滅や大安という「六曜」で考える人が殆どですが
実は、日本古来より使われている歴注(占い)がもう一つあります。
それを『十二直』といいます。

私もさほど詳しくありませんので・・・
パナソニックさんの建築吉日カレンダーを活用しています。
http://sumai.panasonic.jp/cgi-bin/sumu2/calendar/webcal.cgi

十二直(じゅうにちょく)は
建・除・満・平・定・執・破・危・成・納・開・閉
の12の種類で形成されており

今日は、「成」で物事が成就する日 新規事・建築・開店は吉となります。
ちなみに六曜では本日は仏滅。

知ってほしいのは・・・
仏滅でも、建築には良い日があるのだという事です。
(ちなみにどちらも占いなので、信じない人には意味がありません)

ということで、今日は朝から建前です。


鎌倉市玉縄の注文住宅T様邸。

現在、朝8時。
大工が総勢6人。
クレーンのオペレーターが1人。

ご近隣の皆様は、ご迷惑をおかけいたします。
何卒、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

今日一日で、屋根まで上げます。
夕方には、施主様がご家族でお見えになり・・・
上棟式をとり行う予定です。

さて、今日も一日、頑張りましょう~!!!

2018年5月20日日曜日

おねんどお姉さん

先日の朝。

新聞を読む私に娘がこんなものを
「ハイ、トンちゃんどうぞ」
と手渡してきた。



なんでしょう?
これは。

「開けてみて」と、私の目の前でニッコリ笑うので
新聞を読むのを辞めて開けてみました。


みかんと
トマトと
お芋と
・・・
梅干し?

娘一言
「今日のトンちゃんのお弁当。」
「私が作ったの。」
「どうぞ、お食べ。」


梅干しに見えたのは
から揚げだそうです。(^^;)

粘土細工ですね。

それにしても、良くできてます。(ビックリ)

妻曰く。
NHKのEテレでやっている番組に感化されたそう。
ニャンちゅう宇宙放送チューの1コーナー
その名も「おねんどおねえさん」

そういえば以前、娘と夕方に見た記憶があります。

見た目、アラフォーの女性がコスプレして出ていたのを覚えてます。

(画像はNHKより)

そして、子供番組なのに・・・
男性プロデューサーの趣味趣向を
120%反映させた、物凄い演出。(^^;)

(画像はNHKより) 

粘土を、こねこね~、こねこね~。

そして、決め台詞!!


(画像はNHKより)

娘の隣で見ていた私。
テレビの前で・・・





ざわざわが止まりません。(笑)

昭和が香る女性・コスプレ・ブリっこ
その彼女が、粘土を「こねこね~」という掛け声とともにこねる。

こ、これは・・・
ギリギリセーフなのか?

このおねんどおねえさん。
大フィーバーしているそうです。
イベントで引っ張りだこ。
各地イベントはプレミアチケット化しており
常に満員御礼。
小さな女の子たちに混ざって、お父さんたちも多く駆け付け
大盛り上がりなのだとか。(^^;)

その動画です。
ご覧くださいませ。

(NHKチャンネルより)

動画が見れない人は、下記をクリック。
https://www.youtube.com/watch?v=qZyVwDlYGd8

普通お父さんって・・・
この手のイベントは行かないですよね~。
そんなお父さんの姿を見て、お母さん方はどう思うのでしょう?

女の子心をくすぐり
さらにお父さん方の心もくすぐる
なんという演出。
NHK・・・、弾けてますね。

ちなみに実際の彼女は、全くブリっこはしておらず
粘土造作家「ねんドル」岡田ひとみとして真面目に活動しています。
その作り出す物のクオリティーは素晴らしいの一言です。

話がだいぶ反れてしまったので、戻ります。

このお弁当。
私が愛娘に初めて作ってもらったお弁当です。

彼女が将来、結婚する時・・・
その相方に「大事にしろよ」と、手渡たそうかなぁ。

それまで、食べないで大切に保管しようと思います。
(元々、食べれないけどね。)

2018年5月19日土曜日

マンションバブル

不動産の価格上昇が止まりません。
実売価格からの乖離が始まっています。

特に、都心のマンションがバブルです。
価格はすでにリーマンショック前を超えており
新築マンションを中心に中古マンションにも波及。
毎年毎年、新築マンションは最高値を更新して
余りにも高くなりすぎ・・・
2018年度は、売れ行きが悪化しています。

特に中古マンションは足が速く
新築マンションに引っ張られて上昇していた中古マンションが
ここにきて、勢いが完全にストップ。

その都心の状況が川崎~横浜へと流れだし
今、我々の住む湘南地域へも影響を及ぼし始めています。

マンション分譲業者の売り文句はこうです。
「提携銀行による超々低金利で購入できますよ。」
「購入すると様々な減税や補助を受けることが出来ますよ。」
本体の話ではないのです。
ローン金利が安いから。税金が有利だから。
物件は、かなり高いけどが後に来ます。(苦笑)

「なんでこのマンションがこんな金額なの?」という物が多く
実にオカシイ状況です。
しかし、皆、去年までバンバン購入していた訳です。

住宅ローン金利が下がれば下がるほど
減税や補助が増えれば増えるほど
実は、購入者には還元されていません。
業者がその分、価格を上げるからです。

よって・・・
2018年に入って、マンションの売れ行きが悪いのに
マンション価格の上昇が止まらないという
訳のわからない状況が続いているのです。

アベノミクス(異次元緩和)が始まってから
マンションは急激な価格の上昇が進み
2013年以降、本当に過去のバブル期のような状況です。

都心では2017年度だけで平均で6%も価格が上昇。
中では、15%~20%も上昇している個所もある。
たった1年でですよ。

政府がまとめる年間の新築マンション販売戸数指標があります。
それによると、売れ行きは殆ど落ち込んでいません。
なぜ?
実はこの数値はデベロッパーの自己申告なんです。
指標自体ニュースになるため、売れ行きを左右します。
麻生財務大臣が「データ改ざんは誰でもする」というお墨付きの元
これらデータは、改ざんされているのかもしれません。

現場で働く不動産業者の営業マンは、皆、口をそろえます。
「マンションが売れ行きが、かなり怪しくなってきた。」
そして皆、首をかしげます。
「消費税増税前の駆け込み需要を感じない。」

先日、今後の不動産市場の行方を大きく占う事がありました。
『黒田日銀総裁の再任』です。
これで当分、異次元緩和が続きます。
つまり、低金利が続くことが決定した訳です。

また、2018年9月に行われる自民党総裁選が肝です。
もし、安倍政権が2021年まで続くとなると
アベノミクスも2021年まで続くことが決定的になり
世の中でダブついたお金は解消されず・・・
より一層、お金が刷りつづけられることとなります。

行先のないダブついたお金は
投資先が無く、継続して不動産市場に流れ続ける事となる。

そうなると・・・
不動産価格はより一層、上がることとなり
実勢から乖離していくこととなるでしょう。

普通に考えたら、危ないですね。

2019年10月。
消費税が10%になります。
今更上げる上げないとか論議していますが・・・
注視しなければならないのは、経団連のお偉い方の言動です。
「消費税15%は必要。」
「消費税18%まで段階的にあげていくべき。」
と、堂々と主張し始めています。

企業の社長が口にする事ではないのです。
本来は、政治家の仕事です。
でも政治家が口にすると、たちまち失墜する。
だから、経団連に言わせている。

ということは、かなり高確率で既成路線になっているのだろうと思われます。

オリンピック前に消費税は10%になります。
その後、オリンピックで散々盛り上がった後
すぐに2%~3%の再増税となるのが透けて見えます。(涙)


でも庶民の我々は、まず消費税10%を考えます。
不動産の場合、2019年3月31日までに契約すれば税率は8%適用となります。
ですので、新築マンションや新築住宅を買う人や
注文住宅を契約する人は、あと10か月の猶予もありません。

すでに「駆け込み需要」は起きています。
これが今年のマンション市場を支えているのですが
それでも、売れ行きが悪化している状況を
皆さんはどう考えますか?

さて、ここで怖い話を。

「すでに都心のマンションはバブルだ。」
という専門家は多くいます。
マンション価格は、個人的にも頂点に近いと考えます。

このまま異次元緩和が続くと・・・
大型の不動産の開発は歯止めがかからないでしょう。
今、三井や三菱などの財閥デベロッパを支えるのは
オフィス開発です。
しかし、アジアチェンジが始まって
日本離れがすでに始まっていると言われている中
事業系の賃貸業の将来は、かなり厳しい。

そして、人口減で購入層はどんどんと先細りしていく。

ちなみに都心でタワーマンションを買っている人たちは
一般の人ではありません。
一部屋数億円する区分所有物をどんな人が買っているのか?
我々はよくよく考える必要があります。
(バブル期に酷似してませんか?)

とにもかくにも・・・
2019年初旬にかけて、マンションは平成最後の売り手市場となります。

そこで買うのか、それとも様子を見るのか?

それはご自身の判断にお任せいたします。


2018年5月18日金曜日

千と千尋の神隠しの主題歌

つい先日・・・
ひょんなことから某サイトでこの動画を見ました。



動画が見られない人は下記をクリック。

映画「千と千尋の神隠し」のエンディング曲で
今では主題歌となっている「いつも何度でも」です。

今までしっかりと聞いたことはありませんでした。
個人的に「もののけ姫」以降、宮崎アニメを評価してないからなのですが・・・

この歌手ナターシャ・グジーさんのお話を聞き
そして、歌を聴いて衝撃を受けました。
http://www.office-zirka.com/

深い。
なんて深い歌なんだろうか。(゜゜;)

■作曲:木村弓
■作詞:覚和歌子

呼んでいる胸のどこか奥で、いつも心踊る夢を見たい
悲しみは数えきれないけれど、その向こうできっとあなたに会える
繰り返すあやまちのそのたび人は、ただ青い空の青さを知る
果てしなく道は続いて見えるけれど、この両手は光を抱ける
さよならの時の静かな胸、ゼロになる体が耳をすませる
生きている不思議、死んでいく不思議、花も風も街もみんな同じ

人は、興味を示さないと、とことん盲目になる生き物ですね。
この映画が放映されたのが17年前のこと。
今の今まで17年間、この歌に無関心だったことが恥かしい。

そして、今、この動画を見た奇跡。
日本の現状になんとも当てはまるこの歌。
不思議な「えにし」と言えます。

ウクライナ出身のナターシャグシーさんが、なぜこの歌を歌うのか?
なぜ、バンドゥーラ奏者の彼女が日本語を学び
日本語で活動をしているのか?
それも不思議ですね。

もっと不思議なのは、実は元々この曲・・・
千と千尋の神隠しの為に作詞作曲されたものではなく
この映画が製作される4年も前に
いちファンの木村さんが送ったファンレターに始まります。
奇跡的に宮崎駿さんが彼女に返信をした。
そして、その返信には未発表の企画アニメのあらすじまでが書いてあった。
そのあらすじに触れた木村さんがイメージで曲を造り
アニメが製作される前に覚さんが詩を当てた。

そのアニメの題名が「煙突書きのリン」
このアニメは大地震で壊滅した東京が舞台で
様々な事情でご破算になったのだそうです。

しかし、ご破算になった2年後。
その曲を忘れられなかった宮崎駿が、千と千尋の神隠しを手がけた。
不思議な事だらけです。

その話が、考える高校生のためのサイト「まんもTV」に紹介されています。
そのまま転載します。

「ゼロになるからだ」は、死を思わせる言葉でありながら
不吉さよりも懐かしさを覚えるのは
それがあまり現代人の使わなくなった「魂」を連想させるからだろうか。
私たちの魂はどこから来てどこへ行くのか。
その生と死の不思議さを詠む覚和歌子さんに
詩に込められた思いを尋ねました。

そうですね。不思議といえば・・・
さよならのときの静かな胸 ゼロになるからだが耳をすませる
生きている不思議死んでいく不思議 花も風も街もみんなおなじ
この4行を書いているとき、何故だか泣けて仕方なかったんです。
自分でも変だなと思いました。
自分で書いているのに、自分が書いていない感じ。
そういう状態で書いた詩はあとから何度読んでも
たった今初めて出会ったみたいに新鮮なんですよね。

歌い手の木村弓さんとは8年来の仲ですが
彼女は20数年前に脊椎を痛めて
その治療に必死になって生きてきた人なんです。
そんな理由からほとんど遊ぶための外出もしないんですが
たまたま「もののけ姫」を見に行ったらひどく感動して
その感動のままに宮崎駿監督に伝えるべく
自分の自主制作CDやテープを添えて手紙を書いたんです。
そしたら一週間後にご本人からお返事をいただいたんですね。
監督のもとには多いときで一日に段ボール3箱分の手紙が来るそうで
それに目を通すこと・・・
まして返事を書くことは天文学的確率の低さだと後から聞いて
ああよほどのご縁だったのだと思いました。

監督からの返事には
いま進行している企画の音楽をお願いするかもしれないが
期待しないで待っててくださいといった内容が書かれてあって
木村さんはその手紙を私に見せてくれながら言ったんです。
今ずっと頭の中で鳴っていて消えない曲があるの。
もしかしたらこれのための曲かもしれない。

その作詞を木村さんから依頼されて
テープを預かったものの私は3ヶ月間
それに手をつけず曲を聞きませんでした。
なぜだかすぐに詩をつけるのがもったいない感じがしたんです。
さすがに催促を受けるようになったので
ようやく机に向かって書き始めたら
それこそ12.3分でできてしまったんですね。
ちょっと普通じゃない感じでした。

木村さんはとても喜んで歌ってくれて
それをテープで宮崎監督に送ったのですが3ヶ月後
「企画自体が潰れました、ごめんなさい。」
という返事をいただきました。
私はまあ、そんなもんだろうと思い
木村さんとは、いい曲が出来ただけでよかったじゃんと言い合い
その歌は木村さんにライブで大切に何度も何度も歌われました。
もう曲が主題歌のために作られたなんてことさえ忘れかけた頃
作ってから勘定してほぼ2年半後ジブリからの電話で
あの曲を宮崎監督が忘れられないので
『千と千尋の神隠し』で使わせて欲しい。
と申し出を受けたんです。
これ、ちょっとないような、珍しい話でしょう。
運命的というか(笑)。

~中略~

現代では死を遠ざける風潮が強まりすぎて
死が不自然なものとして捉えられています。
すばらしく死んでいく姿を誰も考えないですものね。
先だって亡くなった柳家小さん師匠は
亡くなる前日にちらし寿司を食べ
「うまかった。明日は鰻だ」と言って床に就き
あくる朝、それはそれはいい死に顔で亡くなってたそうです。

そんな大往生が、法律的には変死扱いなんですね。
病院で迎える"死"しか正しい死ではない。
とても変です。

天災と人災に苦しむ日本。
そして、不条理ばかりの現代社会。

何度も何度も繰り返されるあやまち。
それを目の当たりにして人は
過去も今も未来も、ただ空を見上げるしかない。

人は・・・
みずからを愚かな生き物だと悔やみながら
数えきれない悲しみを背負う。
その人生は果てしなく続いて思えるけれど
さよならはすぐそこにあるんだよ。
身も心もゼロになるのだから、今、耳を澄ましてみなさい。
人なんて特別ではなく
花も風も街もみんな同じなんだと気が付くはずだよ。

そう語りかけられているよう。
でも、この歌はとらえどころなく・・・
違うようにも思える。

宮崎駿さん、本当に凄いですね。
彼がこの曲と詩を木村さんと覚さんに書かせたのです。
なんだか、神がかってます。

もう少し、聞き込んで・・・
理解を深めてみようと思います。


2018年5月17日木曜日

ブラック部活

日本全国の公立中学で、強制的に部活入部を行っている学校が
32%を超えるそうです。

アメフトの日大事件で大騒動になっていますが・・・

あの根底にあるのが中高の部活問題です。
朝日が昇ってすぐの朝練。
放課後にも遅くまで午後練。
一日合計5時間以上も練習を行い、土日にも練習を行うので
子供たちは常に疲労困憊。
強豪校の場合は、春休み・夏休み・冬休みもほぼ毎日練習があり
遠征や練習試合、本試合と一年のスケジュールがパンパン。

子供たちも大変ですが・・・
その子供をサポートする親たちも物凄く大変な思いをすると
先輩ママさんパパさんから聞いています。

最近になり事件事故が多く、重度の怪我をする子供や死亡事故も起きており
多くの有識者が問題提起をしています。

そんな中、ようやく政府が動きました。
中学校での適切な運動部の活動に向けた指針を作成。
負傷リスクを減らすため、下記を取り決めました。

「週2日以上の休養日を設ける」
「1日の活動時間は平日2時間とする」
「休日の活動時間は3時間程度までとする」

そして、全国の中学校に通知すると発表。
さらに、高校の部活動にも『原則適用する』としました。

国が活動時間の上限を示すのは初めてですね。

週末に大会が重なった場合などは、休養日を振り替えるとし
長期休暇の際には、長いオフシーズンを設けることも求めるそうです。

私も、中学校のころ・・・
部活には大変な思いをしました。

私は子供のころ親に強制され剣道を習っていました。
小学校のころ極度のいじめられっ子だったので
「少しでもイジメられないように。」という親心だったようです。
よって、中学校の部活も親の申告で剣道部へ。

当時の部活は、スクールウォーズ全盛でして・・・
ちなみに、小学生時に通っていた町道場でもイジメに合い
さらに中学校の部活では上級生からまたイジメに合うという
ケチョンケチョンな子供時代を過ごしました。

中学の剣道部では、入部して三か月で上級生に顔面を殴られ右目を負傷。
顔面が倍ぐらいに腫れあがったので、学校で結構な問題になりました。
自ずとその後、部活から遠ざかると・・・
部活の顧問に呼び出され恫喝。(笑)
しぶしぶ参加すると、防具が無い所を叩かれまくれ全身ミミズ腫れ。
まだ13歳ですから、怖くて部活から遠ざかると・・・
また顧問に呼び出され「サボった」と、往復ピンタ。
その後、顧問に指導室で髪を五厘に刈られるなんてこともありましたっけ。

この繰り返しは、中学校2年生の後半まで続きました。

当時は、先生に殴られるのも当たりまえ。
上級生に殴られるのも当たりまえ。
今みたいにニュースになるなんてことは微塵もなく
ましてや被害者が学校を訴えるなんて選択しはどこにもあらず
皆、やられ放題でした。

・・・30年前の話です。

頭を小突かれただけで、先生を訴える今は、考えられませんね。
最近では「逆に先生が大変だ」なんていう声も聴きます。

名古屋大学準教授の内田良さんが東京新聞でこんな事を言っていました。

部活は教育課程外の活動です。
つまり必ず生徒に教えるべきことでは無いし
教師には顧問を務める義務もありません。
教員免許を取る過程でも、部活の指導方法を学ぶ授業は全く無い。
それなのに多くの教師は
半強制的に全くやったこともない競技の部活顧問を担わされてます。
残業代は出ません。
一方、部活の指導時間が増え続けています。
部活は、明らかに昔より過熱している。

好成績を収めた学校や選手は
マスコミで大きく取り上げられ
学校はアスリート養成機関、部活はショーと化していく。

大人やマスコミは部活から生まれる感動ドラマを求めます

たとえば高校野球で手を骨折しながら出場する選手を
美談として取り上げるような記事もありますが
成長期の子供の体を酷使することが
はたして美談なのか?

「感動は問題点を見えにくくする」
「美談は怪我を再生産させる」

というのが、僕の持論です。

2015年に文部科学省が把握した体罰の事案の約3割が
部活で起きているというデータがあります。

象徴的なのが大分県の高校の剣道部の事案です。
工藤剣太君は、練習中に熱中症となり亡くなりました。
顧問に「もう無理です。」と訴えていたのに
休むことも許されず
猛暑の中、防具をつけたまま練習を続けさせられた。
そればかりか顧問は剣太君の体を蹴り
動きが悪くなった彼を平手打ちなどの暴力まで加えた。

ご遺族は刑事告訴をしましたが
顧問は不起訴になり・・・
事故から7年以上経った今も民事裁判を戦い続けています。

運動部ばかりに目が行きがちですが
吹奏楽部など文化部でも長時間練習は問題となっています。

もう、活動時間に「上限規制」を設けるしかありません。

これには、大人たちの社会全体が
「長時間練習には得られるものがある」
「長時間働いたりすることは良い事だ」
という意識を変えていかなければなりません。

私の通っていた中学校は・・・
普通の中学で、大船の中心にある「大船中学校」です。
当時は、最高顧問の先生は英語の先生で剣道5段。
顧問の先生は、確か国語の先生で剣道2段だったと記憶しています。

だから、素人ではなかったのですが
幼い中学生にしてみたら
当時の部活の時間は、本当に地獄のような日々でした。

年齢が一年上の先輩が、とにかく怖くて
顧問は、それ以上に怖くて
私が部活をサボったというだけで、顧問から往復ピンタを受けたのは
6~8回ぐらいあったかと思います。

当時の鮮明に残っている記憶として・・・
ワシ掴みされた私の髪の毛が、往復ピンタの勢いでごっそりの抜け
目の前に仁王立ちする顧問の手の中に
引き抜かれた私の髪の毛が何十本も握られていた場面。
忘れられません。(^^;)

30年たった今でも、私の記憶にクッキリと残っています。

しかも、ヤラレたのはいつも職員室の前だったから
今、考えると凄い事です。

個人的にですが・・・
子供に強制的に辛い思いをさせて成長を諭すのであれば・・・
僕は、毎朝早起きさせて新聞配達でもさせた方がよっぽどよいと思うのです。
少なくとも、お金が得られますから。

我が子が、自分でやりたいことだったら
いくらでも辛い想いはして良いと思うのです。
でも、それでも中学生が耐えられることはたかが知れてます。

これから、我が子たちが直面する問題なので
親として、熟考したいと思います。