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2018年3月5日月曜日

洗濯機の防水盤

当社の住宅は、防水盤を設置しておりません。

防水盤とは、洗濯機の「水受け」です。
万が一、洗濯機から水が漏れたとき
一定の量であれば、排水をしてくれるものです。

しかし、洗濯機の全自動化にともない
年々、高性能化が進んでいます。
一昔前の洗濯機のように水漏れもほとんどなく
防水盤の役目は、ほとんどないといえます。

さらにドラム式洗濯乾燥機が普及しており
大型化によりサイズも千差万別。
防水盤のサイズが合わないケースが多々見受けます。

当社の洗面所は、こんな感じで仕上がります。



洗面の横に見えるのが、排水トラップとなります。
形状は、この形。



この口に洗濯機のジャバラホースを指し込んで使用します。
基本的に、防水盤についている口と同形状です。

そこで一つ。

日本では、電化製品への信頼度は絶大なものです。
それがとても過度なものでして・・・
定期的なお手入れをしないひとが物凄く多い。

冷蔵庫・食器洗い乾燥機・浄水器・コンロ・レンジフード
エアコンや空気清浄器・換気扇もそうです。
でも、どれもこれも、説明書に目を通すと
「3か月に1度は手入をするよう」に明記されています。

とくに洗濯機は、定期的なメンテナンスが必要です。

我が家の洗濯機。
毎日、子供たちの泥だらけの洋服をキレイにしてくれます。
洗濯機から出てくるのは、キレイになった洋服です。
さて、その泥や汚れはどこに行くのか?

子供がいる場合、泥汚れだけじゃなく、砂がやたら多い。(^^;)
それらをすべて下水に流している訳です。
そこでピンと来た人は、凄いです。

排水溝には、トラップがある。
トラップは、臭いが上がってこないように水がたまるようになっているのです。
このトラップを定期的に掃除する必要があります。

でも、これをやっている人は、物凄く少ない。

ということで・・・
先日、我が家のドラム式洗濯機の定期的なメンテナンスの状況を
ご紹介したいと思います。


我が家も防水盤はありません。

こんな形で、トラップにジャバラホースがつながっています。
トラップの口は、付属の留め具を回すことで簡単に取れるようになっているので
ジャバラホースを排水口から抜くのではなく、排水口ごとはずします。


この作業は、腕が入れば出来ます。
よって、こんな感じで外します。


簡単に外れました。
そうしたら、排水溝の中にあるトラップを抓んで出します。


これがトラップです。


このトラップが汚れるので、1年に一回はお掃除してください。
最近の全自動洗濯機は、髪の毛や衣類の毛が流れないようになっています。

昔は、ここに毛玉が溜まって水漏れの原因になったりしましたが
今は、ほとんど見受けません。

ちなみに、洗濯機の定期メンテナンスのメインは・・・
ここでは無いのです。

特にドラム式の場合、水量が少なく
大量の水を使いません。
よって、排水の水圧が高くないため・・・

ジャバラホースの中に、汚れが溜まるのです。(^^;)


ジャバラホースの中の汚れを取るには、コップに水を入れ
ジャバラホースの中に水を注ぎ、シェイク。

そして、それをお風呂に流します。
たった一回で、ご覧のとおり。


良く見えないですが、砂の塊です。


こんな汚れが、このジャバラホースに詰まっているのです。
これを知らない人がとても多い。

水を注ぎ、シェイクすること20回。
砂が出てこなくなるまで要した回数です。
写真ぐらいの量の汚れが×5は出てきました。

これが洗濯機の故障の原因になります。
でも、今の洗濯機は詰まっても水漏れは起こしません。
エラー表示となり、作動しなくなるからです。

一昔前の洗濯機は、詰まっても、動いていた。
それで、洗面所が水浸しなんてことが良くあったのです。

高性能となっても、構造は同じ。
節水になればなるほど、汚れは貯まりやすい。
少なくとも半年に一度ぐらいは、行ってください。

電気製品を過信してはいけません。
住宅のトラブルの多くは、これら過信が生みだします。
とくに・・・
①毎日使うもの
②汚れを落とすもの
③排気するもの

これらは注意が必要です。
ちななみに、電気製品は消耗品です。
電化製品の多くは、メーカー推奨で寿命が8年です。
何のメンテナンスもせず10年以上使い続けているもの
身近にあったら、すぐにでもメンテナンスをすることをお勧めします。

冷蔵庫・コンロ・レンジフード・換気扇が最右翼です。
その中で、一番トラブルが多いのは、ビルドイン食器洗い乾燥機です。

これ、水漏れを起こしていても見えない。
気が付かず、床が腐ってしまう事案が多くあります。
それなのに、定期的なメンテナンスをしている人はほとんど居ない。

要注意です。(^^;)

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