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2018年3月17日土曜日

廃棄食品

息子が、私のまねをして新聞を読み始めました。



朝日新聞の勧誘のお兄さんから
「無料でためし読みしてみませんか?」
とススメられたのがキッカケのようです。

朝日学生新聞社の「小学生新聞」です。

月々1769円(税込)で毎朝、配達をしてくれます。

朝、新聞を読む私の姿に何か感じたのでしょう。
読みたいと言ったら、断る理由はありません!!
子供の感性は面白い。

その付録の中にこんな記事がありました。

日本で、消費されず廃棄されている食べ物
どのくらいあるかご存知ですか?

年間、632万トンですって。

と言われてもピンときませんね。
凄い量だとは分かりますが。

発展途上国や紛争地帯への食糧支援と比べてみましょう。

全世界から途上国への支援総量は年間320万トン。

日本が廃棄している食品の2分の1です。
つまり・・・
こんな小さな島国が一年間に捨てている食べ物を無くすだけで
世界の食糧支援をまかなえ・・・
さらに、倍の人を救える計算となります。

賞味期限が切れたら、大量に廃棄するスーパーやコンビニ。
とくにコンビニエンスストアの普及に合わせ
食品廃棄も増え続けています。

売れずに棄ててしまったら
企業も損をするはずだと思うでしょう?

しかしそうはならないのです。
作っても無駄にならないであろう分をメーカーは計算しており
廃棄にかかるコストも商品価格に織り込んでいるのです。

つまり・・・
無駄に作って廃棄する分まで
我々消費者が負担させられているのです。

その上、公的な処理施設を使って廃棄する場合
私たちの税金が使われます。

企業は何の痛みも無く
大量生産、大量廃棄を続けているのです。

テレビCMは、ごみ山に通う少女や
飢えによって命の危険にさらされる幼児の映像を使い
募金や支援を呼びかけています。
確かにそのような支援は大事かもしれません。

しかし私たち一人一人が
普段からもっと賢い消費を心がけることで
大量廃棄にNOと言えば
それが貧しく飢えた子供たちの命をつなぐことになるのです。

「勿体ない」

こんな素敵な言葉を生み出した国に
私たちは生まれたのですから

モノに敬意を払う日本の文化を守り
その精神を実践して
いつまでも伝えていきたいものです。

小学生新聞、侮れません。

44歳、勉強になりました。

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