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2018年1月9日火曜日

すずらん食堂

朝4時に起きて
ビュンッと飛行機で沖縄に午前中に着いて
すでに午後6時過ぎ。
2017年で、一番長く感じた日になりました。(^^)

本島南部から那覇市内へ向かう道は渋滞。

レンタカーの後部座席で、子供たちは爆睡。
私と妻は、寝不足と一年の過労が合わさり
さらに沖縄に来たという高揚感がミックスされ
クライマーズハイの状態。
助手席の妻と興奮しながら「沖縄すげ~」とハイテンション。

宿は晩御飯無しなので・・・
とりあえず、どこかで晩御飯にあり付かなければなりません。
でも、ガイドブックも持たない我が家。(^^;)
おバカですね~。

とりあえず、スマホに「近く・ソーキソバ」とつぶやくと
那覇市内の食事処が、バババッと全て表記される。
もう、ガイドブックも必要無い世の中のようです。

私の青春時代のアナログ世界、あれは一体なんだったのでしょう?
公衆電話ボックスに入り電話帳で行く先を調べた日々
本当に存在したのかさえ疑わしい。(汗)
夢だったのかな?


まてよ?今の子たちは「公衆電話」を知らないのかぁ~。

検索して出てきたお店の中から、名前から雰囲気を読み取り
私が独断と偏見でお店を決定。
普通のご家庭だと、ここで揉める感じですかね?
我が家の場合、私は妻からこの点だけ絶大な信頼を得ております。
食べ物に対する『カン』は、外したこと無いのです。

選んだお店は「すずらん食堂」さん。
店はとても分かり難い場所で、看板もまともに出ていません。

ドアを開けると、地元民の方々がいっぱい。
皆さん一斉に顔を上げ
「なんだ?観光客がこのお店に来たぞ!」
みたいな表情をされてます。

なんとも入りにくい雰囲気の中、席に着き・・・
私:肉ソバ&フーチャンプル
妻と娘:肉ソバ&野菜炒め
息子:カツカレー×1
を注文。

まず、最初に出てきたのが肉ソバ。



てんこ盛り!!!
具で麺が見えません。
写真ではその量はわかりにくいですが
「ラーメン二郎」の沖縄そば版といえば解りやすいでしょうか?

これで、450円也!!

安すぎますね。(^^;

そして美味い。
とくに野菜が美味い。
新鮮でシャキシャキ。
有機野菜なのか、しっかりとした青味があります。

都心だったら、この麺の上に乗っている野菜だけが
こじゃれた器に盛られて出てきて
『サラダ600円』なんて取られますね。(^^;)

麺も都心の1.5倍ぐらい。
この肉ソバだけでおなか一杯になるほどです。

次に出てきたのが、フーチャンプル!!


これも、凄い量です。
大皿に山盛り。

「いただきま~す」と箸を伸ばそうとすると
直後、ソーキソバの御椀が続き・・・

これまた山盛りご飯が運ばれてきました!!


これで合わせて、500円也!!
や、安い!!

と、いうか、これは想定外。
おかしいですよね?
メニューのどこにも定食とは書いてないのに。(汗)


すでに肉ソバでおなか一杯の私。
妻の顔色を見るも
妻は娘と肉ソバ一杯をシェアするだけで手いっぱい。

息子は、半分寝ながら550円の特大トンカツカレーを食べています。


フーチャンプル定食は、私が頑張って食べよう。
「こりゃ、美味い!!」

しかも、優しい味付けで、沖縄のお母さんの味的な。

ん?
ちょっと待てよ、妻。
さっき、野菜炒めを頼んでたよね?
あ、来ちゃった。
特盛野菜炒め!!

そして、ソーキソバの御椀とテンコ盛りご飯。

さすがに食えません。ごめんなさい。(TT)

野菜炒めは、お店にお願いしてお持ち帰りで包んでもらい
明日の朝ごはんにすることにしました。
それにしても、安い。
そして、美味しい!!

息子が残したカツカレーも私が平らげ
久々に、胃の容量180%の食事をしました。

食べた後、しばらく動けず・・・
その感覚がとても懐かしく・・・
空手の選手をしていた19年前を思い出させました。

吐くほど食べて、体重100kgを目指していた日々。
極真全日本チャンピオンの師匠に・・・
深夜11時半に終わる選手稽古後
良く連れていかれた藤沢本町の「上州屋」

このお店はメガ盛り定食が有名なのです。

弟子は皆、朝から仕事なのですが・・・
空手の世界は、オスの世界です。
師匠が「飯をおごるぞ」と言えば、オスしか言えないのでして。

店に着くのは、決まって深夜0時半ごろ。
注文は、師匠がします。
「大将、おかずもご飯も特特盛で!」

(写真は、自転車に乗ってさんより)

これが、ご飯だけで500gあるかという特特盛。

真夜中の、きつ~い稽古後です。
空手稽古以外でも
・腕立てふせ・腹筋・背筋・ジャンピングスクワット
これらをサーキットで、各100回ずつ。
それを3セットとか、こなした後です。(汗)
つまり、ヘトヘトなわけです。

「し、師範、さ、さすがに食えません!」

というと、師匠は決まってこんな話をされました。

俺が若いころ
大山総裁(ゴットハンド)に良くご飯を連れて行ってもらったんだよね
目の前に4人分ぐらいの料理が出てきて
大山総裁は、テーブルの反対側でニコニコして
太~い腕を組んで見てるんだよね
「押忍!」の一言だよ
頑張って食べ終わって、総裁の顔を見たら
ニッコリしてさ
また、同じ量の料理が運ばれてくるんだよね
「遠慮なく食べなさい」とおっしゃる
だから俺は「押忍!」といって
トイレに行って吐きながら、食べたもんだよ

そんな話をされたら、もう食うしかなくなるわけです。

死にもの狂いで食べて・・・
家に帰って、深夜2時。
朝から仕事だから寝なきゃいけないのだけれど
2時半ごろ布団に入るころには胃がフル回転しだして
代謝が上がり全身が熱を発して、朝まで一睡もできない。(苦笑)

そんな過酷な十数年前の日々を・・・
まさか、沖縄で思い出すとは夢にも思いませんでした。

とにもかくにも、すずらん食堂は美味しかった。
厨房のお母さん方、御馳走様でした。

宿に着いたのは、8時過ぎ。
激安ツアーなので、どんなひどい宿かと覚悟していましたが
とてもしっかりしていてビックリ。

清潔で、ロビーも部屋も広くキレイ。
畳もあり、バッチグー。


旅の宿「らくちん」さん
http://okinawa-rakuchin.com/

3日間、お世話になります。


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