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2017年12月9日土曜日

田舎移住アドバイザー

田舎移住アドバイザーなる仕事があるのですね。

モリッシュカントリー
友枝康二郎さん
https://www.facebook.com/morishcountry/


(モリッシュカントリーの八ヶ岳風景)

これまで、八ヶ岳の麓の地へ60組強の都会からの移住を手掛け
本人も八ヶ岳で生活する。

東京新聞「あの人に迫る」でこんな事をおっしゃってました。

よく・・・
「出来ない理由」を述べる人がいる。

階段を上がれなくなったら
車の運転が出来なくなったら
車いすになったら。

そんなに心配なら都会にいた方がいい。

都会は仕事優先で、生活がくっついてくる。
仕事のために生活の場を探す。

ここでは、気持ち良い生活のために仕事をする。
思い描く人生を過ごすために、仕事がある。

住み始めれば、そんなにお金はいらない。
物価は安いし
冬の暖房は、薪ストーブだけで済む。
都会では高い薪も、登録しておけばただでもらえる。

その代り
自分で運び、汗をかく。
ゆえに、お年寄りは皆足腰強く元気だ。

都会の人は、わざわざ金を払ってジムに行って汗を流すけどね。(笑)

ここは自然環境が日本離れしている。
カナダ人は「プチカナダ」といい
欧州人は「北欧やドイツに似ている」という。

決してひなびた田舎じゃない。
仕事はある。
エプソンのおかげでIT系企業も多く
観光・農業・飲食も需要がある。

病気も、大きな病院が4つもあり心配がない。

都会では、仕事を優先するあまり・・・
それ以外が全て仕事の付属となっているんですね。

全ての価値基準が『利便性』となり
便利を追及するあまり
家も生活も子育ても、自分の人生までもが
簡略化されないと億劫に感じているのではないか?

仕事以外、移動手段は電車・バス・車。
出来るだけ駅の近くに住み、歩かない。
ご飯はコンビニで済ませ、食器を洗うという労力すら省く。
何でも使い捨て。
家電も車も、古くなれば手入すことなく捨てる。

暖房冷房は、ボタン一つ。
後のすべてはスマホ画面を指でスイスイ。
動かさない体はドンドンと退化していく。

運動不足を補うため、皆、高い金を払いジムに通う。

ライザップなんて・・・
何十万も払ってダイエットするだけの会社。
個人的に「流行るわけないじゃん」と思っていましたが
今じゃ儲かりまくり、そのお金で買収を重ね一大企業にまで上り詰めてます。

都会の整骨院や整形外科は、毎日、ご老人で満杯。
覗き込むと、肩を上げ下げしたり、座式自転車をこいだり。

自分の健康管理も他人任せの対価としてしまった。

少し考えれば、自分でできることも金を払って行う世の中。

大量生産・大量流通・大量消費・大量破棄
国ぐるみで推し進める浪費社会。
全てを対価にして金を使わせて税金を巻き上げるシステム。

その生活を目のあたりにし・・・
自分の今に疑問を抱き、将来に不安を持った若者たちが
彼を頼って八ヶ岳の地に多く訪れている。

永住するのは、多くが30代の子育て世代なのだそうです。

田舎暮らしは・・・
日常に利便性を求めない。
冬は雪が降り、雪かきも自分でやる。
薪割も自分で行い、ウッドデッキのペンキ塗りも自分でやる。
庭木の手入れや草むしりは当たり前。
家のメンテナンスや、薪ストーブの掃除も業者任せではない。

それが、健康につながる。

そう考えると、物凄く複雑で不思議な気持ちになります。
便利とは、世のため人のためになっているのか?
今、世界の進んでいる傾向は、正しいのか?

先日「Google Home」が発売されました。
来年、世界を席巻しそうです。

家に帰り「ねえグーグル」と声を発すれば、全てが出来る。
もはや、指先も動かさず、声で電気やテレビが付く。
誰もいなくても、会話の相手をしてくれる。
解らないことは、聞けば何でも教えてくれる。
音楽まで気分に合わせチョイスしてくれる。

今後、様々なものに流用されるでしょう。
もう少しで、自動車も『自動運転』が主流となります。
きっと、「Google Car」も出るでしょうね。

人間は、今、機械任せの世界に足を踏み入れました。
機械任せは、究極の他人任せといえます。


全てが他人任せになる生活。
それは、もう止めることが出来ない勢いです。

自分の未来、子供たちの将来・・・
大丈夫?
考えさせられますね。


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