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2017年11月20日月曜日

玉縄幼稚園の謎

鎌倉にある玉縄幼稚園。
自由で闊達に子供が育つ素晴らしい幼稚園です。

我が家も息子が3年お世話になり
広い校庭・とても大きな体育館・広大な裏山のおかげで
足腰が強くなり
そして気持ちの良い先生達のおかげで
とても気の優しい小学生に育っています。

娘も、3年目の後半にさしかかり、もうすぐ卒園です。
わが夫婦は、玉縄幼稚園には感謝しかありません。

でも、一つ、この幼稚園には謎があります。
それは、放課後。
多くの子供たちが消えて居なくなる場所があるのです。

玉縄幼稚園に通う児童の親御さんの中で・・・
大きな謎の場所!!

私、4年目にして、そこに初めて潜入してきました。 


裏山です!!

放課後、幼稚園児が次々に・・・
この山の中に消えていくのです。
男の子も女の子も関係なく
一度入ると30分は降りてきません。

お母さん方は、麓でただひたすら子供たちの下山を待つ。
それが、玉縄幼稚園の日常の風景です。

案内役は、卒園した息子。(^^;)
「トンちゃん、俺に付いてきな!」
と、娘を迎えに来た某日、息子も一緒で・・・
突如、冒険することとなりました。

かなりの急傾斜地なので、お母さん方は登れません。
たぶん登ったことのある人は、いないのではないでしょうか?

駆け上がる息子に、息も切れ切れでついていきながら
約10分で、山頂に到着!!


ここで、子供たちが遊んでるのか~。(゜゜;)

すごいな。
クヌギの木が多くあり、カブトムシやクワガタも取れそうだ。

しかし、峰になっているので、両側は谷底です。

なかなかデンジャラスな場所ですね。
でも、そんな風に感じますが・・・
私が子供のころは、こんな場所が普通に遊び場でした。

大人になると「危ない」と感じてしまうから不思議です。


息子は、山頂から幼稚園方向に駆け下りていきます。
標高は、だいたい40m程度かな。

その息子の様子をみて・・・
「こりゃ危ないぞ~」と、冷や冷やする私。
でも、なんだか懐かしい。


枯れ葉に覆われ、一歩足を滑らせたら・・・
左側は、高さ10m程度のがけです。

でも、息子はお構いなしに駆け下りていきます。
危険察知能力は、年長が年少に教え
子供たちの中で、しっかりと養われたようです。
(たくましい。)

まだ、幼稚園は見えません~。


ほぼ崖で、大人はしんどい。(汗)

今、幼稚園児が自然に自由に触れ合うなんて滅多に経験できません。
ましてや、親の目の届かないところに行くこと自体とても難しい。

あれダメ、これダメ、それダメ。
親の目が子供を雁字搦めにする現代社会。
友達とこんな山を駆け上がって夢中になることなんて、皆無です。

そりゃ、足を擦りむいたりは日常茶飯事ですが・・・
この経験は、子供たちの生涯において値千金だと思います。
塾に通うより、ずっと尊い。

わが子たちは3年間、親の目の届かないこの山に入り
毎日、すそ野を駆け上がり
かくれんぼして、追いかけっこして

トムソーヤか?

フローネか?


なんとも昭和風味に育ってます。

でも娘が卒園すると・・・
この幼稚園にも来ることがなくなります。
子供の成長よりも
玉縄幼稚園と離れるのが、とても寂しいのです。

あと数年経ったら・・・
この日常も、あっという間に過去になり・・・
子供達も親の私たちも、忘れてしまうのでしょうか?

でも、親としては、このまま「玉縄幼稚園」の校風のまま
小学も中学も育って行ってほしいと思うのです。

う~ん 卒園しても、毎年来たりして。

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