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2017年10月6日金曜日

RC浮き階段

通りすがりの鎌倉某所にて
パワービルダー系の新築分譲住宅があり・・・

思わず、二度見をしてしまいました。



おおおおおおっ!
凄~い!!

玄関ポーチ前の階段を
RCの打ちっぱなし仕上げで浮かし造りしてある!!?

バイクで通りすぎるも・・・
引き返して、まじまじと見入ってしまいました。

最近のパワービルダーは、こんなに手の込んだことをやるのか!!

同業者として、感心しながら・・・
「こりゃウカウカしてられないぞ。」と、ちょっと脅威を感じる私。

これは、とてもお金も手間もかかり
そして職人の腕が試される仕上げ方法です。

型枠職人の腕と経験。
ベースと立ち上がりと踏板部分を一体の鉄筋で組む必要があり
コンクリートも2度うちの必要があります。
RCの含水率にも、経験から気を使う必要があります。

「こりゃ、写真に収めなければ」と・・・
バイクから降りて、近寄ってみると、ん?

あれ?


おかしいな?
見覚えがある形状だけど・・・
まさか・・・


ああ、やっぱり。
あれだ。

横から見ると、とても良く分かります。
しかも、製造元の刻印まで残ってる。(^^;)

正体を知って、逆にRCの浮かし造りよりも「ビックリ」しました。

上の写真でピンと来た人は、中々玄人肌だと思います。

↓↓これが地中からか半分顔を出している仕上げとなります。


道路の・・・側溝です。(^^;)

我々の業界では「U字溝」といいます。
ひとつ、数千円の既製品です。
それを、横倒しで並べて、地中に埋めてあるだけかぁ。

これは、さすがの私も
考えもつかなかった仕上げです。

パッと見、現場打ちのRC造りにみえますもの。

でも、真近で見ると・・・
U字溝そのままですね。
こ、これは、創意工夫と言ってよいのか、とても迷うところです。

日本文化では「玄関は、家の顔」です。
毎日、何回も出たり入ったりと、歩く玄関の階段。

そこに下水の排水溝を使うのかぁ。
しかも、踏板に。

う~ん

色々と、驚きを隠せない日となりました。(汗)

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