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2016年7月19日火曜日

北鎌倉の建築家計画

さて、いよいよ、始まります。
北鎌倉駅から徒歩5分の場所にて・・・

今年の初旬から、事前手続きを行ってきた建築家プロジェクト。

「北鎌倉の家」



現在、玉石の擁壁の敷地となっており・・・
この擁壁をすべて造り変える必要があります。

その工事が、ようやく鎌倉市より許可が下りる運びとなりました。(^^)

1月に一級建築士事務所アトリエIsに建物基本設計を依頼!
その設計に基づき、造成のラフ計画を検討。

建築家の伊藤先生と二度三度と設計を見直し・・・



決定。
伊藤先生には、私のわがままに付き合っていただき、
大変ご迷惑をおかけしました。
この場を借りて、お詫びもうしあげます。m(_ _)m

3月に株式会社ポラリスに分筆及び狭あい申請を依頼。
4月に株式会社誠測量設計に宅地造成図の設計を依頼。
造成工事の見積もりを小雀建設株式会社へ。

順次・・・

埋蔵文化財の調査申請。
試掘調査。
風致地区の申請。
宅地造成の申請。
建築確認の申請。

そして、本日、小雀建設さんと造成工事の契約を締結。

正味8か月!!

長かった。(TT)

鎌倉市の造成許可も明日降りる予定。これから2か月半をかけて、造成工事を行い・・・
来年の3月、建物完成を目指します。

本物件は、今までの当社住宅の中でも
建築家「伊藤誠康」先生の色がとても濃くなる気配です。

つまり、これぞ「建築家の家」というものをお見せできる。(^^)

ご期待ください。

造成工事を行う場合は、まだまだ多く重要な仕事があります。
ご近隣への対応です。

それも、すべて私一人の仕事となります。
今回は、町内会長・町内会各組長を挨拶回りし・・・
その後、ご近隣を40件、ご挨拶申し上げました。

その中に、とても美しい家がありました。



笹竹の塀で囲われた日本家屋。

外界と敷地を遮るのは・・・竹細工の門。

目を惹かれ、心が引き込まれます。

笹竹の塀なんて、とても手入れが大変でしょうね。
放っておいたら、2週間でぼうぼうですもの。

門越しに覗き込むと・・・


なんとも狭い石畳が・・・
横に波打ちながら・・・

奥へと続くいています。
私の背丈以上に、緑生い茂る庭。
まるで、葉のトンネルをくぐるように・・・

インターホンなんぞ、見当たりません。

門を開け、くぐり、おそるおそる奥に進む。

内側は、まるで別世界です。

築100年は超えてるかな?
純白の漆喰の家。
木製の障子ガラス戸の玄関引き戸を少し開け・・・

「どちら様かいらっしゃいませんか?」

というと・・・
出てきたのは、とても上品な初老の女性。
玄関に入る。

二段が待ちで、上は畳敷きです。

こじんまりした玄関。
女性の後ろには、古びた屏風。
その後部に・・・日本庭園が広がっていました。(゜゜;)

息をのみました。

周辺は、住宅地となっていますが・・・
きっと、ここ数十年の話なのでしょう。

この家の山上に円覚寺の「雲頂庵」や「白雲庵」があって・・・
ちょうど真下に位置します。

少し昔は、ここは山とこの家だけだった。

それが、お庭を見た瞬間に、残像のように伺えました。

まるで、ここだけ時間が止まっているよう。

挨拶を済ませ・・・
ご説明をし・・・
お知らせの手紙を手渡し・・・

突然お邪魔したことをお詫び申し上げ、踵を返す。

再度門をくぐり・・・
この家の敷地を出たら・・・

フッと、現代に戻ってき感覚が、ぞわぞわっとしました。

なんとも不思議。

まさか、振り返ったら・・・
まぼろしだったとか?




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