Translate

2015年9月5日土曜日

悪事が蓄えられ良事となる

私の知人に、とってもポジティブな方がいらっしゃいます。
その人は、鎌倉の「なんでも屋」さんです。
福島の被災地への復興支援をライフワークとされていて・・・
ご老人宅の掃除や草むしり、困窮者の引っ越しの手伝い等々・・・
日々の行いは、まさに「生き仏」みたいな方です。

私とは、格闘技繋がり。
某キックボクシングのレフリーをしていて、50歳にして筋骨隆々。
50メートルプールを、クロールでぶっ続けで30往復もする超人でもあります。

そんな彼に、今年、立て続けに厄災が降りかかります。

肉離れを皮切りに・・・
祖形ヘルニアで手術・・・
車をぶつけて、修理費がうん十万・・・
ハシゴから落ち・・・
蜂に刺され・・・
たまたま止めた駐車場が1時間1600円だったり・・・

もう、踏んだり蹴ったり。

普通だったら、一々落ち込むところです。

でも、彼はニコニコしてこう言います。

人生って、必ずプラスマイナス0になるように出来てるんだよ。
悪いことが重なったら、その後必ず良い事が起きるもんだ。
だから、なんだかワクワクするんだよね~。

凄いでしょ!!
この話を本人から聞いて、私、衝撃を受けました。

その話を聞いたのは、ついこの間です。
仕事を依頼するために待ち合わせをしたその日。
彼は、側面がぼっこり凹んだ車で現れました。

運転席から、片足を引きずりながら下りてきて・・・

「いや~、腹が痛くて痛くて我慢できないから、昨日医者に言ったらヘルニアだってさ」
「今度手術することになっちゃったよ。人生初めての手術だから、緊張するわ~。」

心配する私をよそに・・・
「俺は全然大丈夫。」
「これだけ悪いことが起きたら、ドデカい良い事が起こると思うんだよね。」
と、笑いながら言い切るんですから。

小さな出来事でも、悪事が立て続けに起こると、人は心底落ち込みます。
3つも4つも起きたら、立ち直れない人も多いです。

でも、「悪事は良事の貯金」と思う。

そうすることで、卑屈にならず、鬱にもならず・・・

「よ~し、この調子だと明日は良い事が起こるぞ~」

と、寝る。

そうすることで、引きずらず、ぐっすりと寝ることが出来る。

本当に、凄いです。

「嫌なこと、悪いことにしっかりと向き合う事が、良い事への肥やしとなる。」

彼は、そういっているのです。

目からうろこです。

私のこれからの、座右の銘にしたいと思います。





0 件のコメント:

コメントを投稿