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2015年5月25日月曜日

科学とは?

先般・・・
日本の放射能汚染の恐れがある食物の輸入規制を強化した台湾に対し、日本政府がこんなことを言いました。

「科学的根拠に欠ける。」

科学的根拠とは、なんでしょう?
福島のメルトダウンで、今、何か科学的に証明された事ってあるのでしょうか?

国民として・・・
安全だという科学的根拠、見たことないのですが。

チェルノブイリで、事故後何十年も続いている多くの疾患。
福島で甲状腺がんが多発。

そして、様々な疾患が、事故後、右肩上がりで増え続けている。
http://matome.naver.jp/odai/2141784470400989501

心不全とか、脳内出血系の増加が著しい。

これは、いわゆる政府が言う「科学的根拠」ではないのか?

そういえば・・・
今月に入って、こんなニュースがありました。

「厚生労働省が、海外で使用を禁止されている農薬を日本で緩和。」

アメリカ企業が製造しているネオニコチノイド系農薬クロチアニジンおよびアセタミプリド。
ミツバチの大量死などが発生し、EUで使用が全面禁止された薬物です。

これは、シロアリ駆除やゴキブリの殺虫剤に含まれる・・・
虫を駆除するための薬品でして。

なんと、その「いわく付き」の農薬を、日本政府がアメリカに言われるがままに緩和。
しかもその緩和された基準が物凄く・・・
クロチアニジンの場合、ほうれんそうで従来の13倍(40ppm)に引き上げられるのだとか。

もう一度言います。
EUで、危険とされ全面禁止された農薬です。

行き場を失った農薬の在庫、アメリカ企業は思案します。
「あ、日本や韓国、中国や東南アジアに売りさばいちゃおう」
早速、アメリカからアジア各国に圧力。

まんまと日本が、言われるがままに基準緩和して、大量輸入。

そして、13倍まで高められた農薬を散布されたホウレンソウを・・・
「ほうれんそうは体に良いから食べなさい」と、厚生労働省が推奨し・・・
妊婦や子供たちが食べる。

ゾッとしませんか?

農薬は、葉っぱだけに付くわけではありません。
土に染み込みます。
何度もまかれる農薬は、ドンドンと土に滞留していくのです。

その土を養分として、植物は育ちます。

その濃度を13倍も上げると。(゜゜;)

どう考えても、背筋が凍ります。

もうホウレンソウは食べられないかも?、という現実では無くて
日本政府の考え方にです。


なぜ緩和するのか?
政府の主張は一貫しています

「人体に被害があるという科学的根拠が無いから。」

もう、笑うしかありませんね。
(ちなみに、放射能も全く同じ理論です。)

先にも言いましたが・・・
「国民目線」は、皆無です。

国民の安全を思ったら、こんな規制緩和は絶対できません。

でも、しちゃう。
EUの禁止を言及された政府は、またもこう言います。

「EUの禁止は、科学的根拠に欠ける。」
失笑。

霞が関は、科学と言えば、なんでも許される風潮か?

世界各地で、ミツバチが大量に死亡した原因とされる農薬。
虫が食べたら死んでしまう野菜。

これ以上の「危険」という説得力は無いと思うのです。

原発再稼働も・・・
放射能汚染地域の解除や帰省を推奨する方策も・・・
オスプレイの全国配置も・・・
沖縄基地問題も・・・
農薬の規制緩和も・・・
集団的自衛権も・・・
武器輸出も・・・
子宮頸がんワクチン・・・
パチンコ景品交換の合法化・・・

カジノ法案・・・
残業代ゼロ法案・・・
派遣緩和法案・・・


すべてが、同じ根拠で行われています。

「国策」
「国益」

つまりは、今、この政府は・・・
全てにおいて「国益優先」というシフトチェンジを行っているのです。

そして、政府の考える国益とは・・・
鮮明に「アメリカ追従」という舵を取り始めている。

そして、そこにガッチリ食い込んでいる利権。

「国民の生活と安全」なんて、口だけ。
まあ、よく口では言いますが、意識ゼロですわ。


そして・・・
この状況で・・・
さらなる発表がありました。

「核のゴミの最終処分場を国が国策として決める」

ドーン!!!
決めるのは、経済産業省。
その場所を決定する理由が、また笑った。

「科学的に有望とされる地」

出た、科学的。
もう、この言葉が出たら「胡散臭い」と思った方が良い。
第一、原発も薬害問題もワクチン問題も科学が大敗した結果なんです。
子宮頸がんワクチンなんて、その最たるものです。

しかし、政治責任とか言いながら、過去、科学的失敗を、誰一人言及してもいないし、反省してもいない。ましてや、誰一人責任すら負っていない。

霞が関の高学歴者たちには・・・
「科学」が一種の宗教になっている勘すらあるのです。

最終処分場は、福島県の被災地が候補地になるでしょう。
そして、一度決まったら・・・
もう、沖縄の辺野古と同じです。
反対しようがどうしようが、「粛々」と無視ですよ。

まあ、原子力の御用学者が、原発事故直後に「やった!これで核のゴミ問題は片付くぞ!!」と言ったのは有名な話なので、ここまでは、かれら原発推進派の想定の半ちゅうなんでしょう。

本能的に「嫌」と思うような、状況です。
なんとも、気持ち悪い展開なんですよ。

政府や官僚が、これほど国民を蔑ろにするとなると・・・
万が一戦争になった時・・・
我々の命は、彼らにどう扱われるのでしょう??

個人的に、嫌な予感しか、しません。

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