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2014年11月30日日曜日

円安120円間近

日本の製造業の上場企業のうち・・・
海外拠点を作り現地生産をしている会社の割合が・・・
平成13年度で、70%を超えたそうです。

ついこの間まで世界を席巻した「Made in Japan」

今、日本で・・・
それを探すのが難しい状態となっています。

衣料品のタグを見れば、「China」を筆頭に、東南アジアの国ばかり。

車・家電・携帯電話・雑貨・冷凍食品に至るまで。

半年前、家具を買いに、IKEA~ニトリ~みなとみらいのおしゃれな家具屋をハシゴしましたが、見るもの見るもの、やはりほとんどが「MADE in 東南アジア」です。

日本にあるアメリカの家具屋の商品が皆中国製という・・・
個人的に何とも摩訶不思議な感覚ですよ。

そんな中、円安が急激に進行しています。

政治家は、円安は日本にはプラスだと言います。
日銀総裁は、お札を前代未聞なほど大量に刷りながら「1ドル120円というのは日本企業に悪くない。」とまで言いました。
どうやらアベノミクスは、円安を誘導して、輸出企業を潤すもののようです。

実際に、円安誘導で企業収益は大赤字を脱却しましたが・・・
日本は、実は世界有数の輸入大国であり・・・
現在、貿易赤字は過去最悪。

それもそのはず。
輸出する「物」を日本で作ってないのですから。
中国で製造して海外に売ってたら、円安は関係ありませんわな。

過度の円安は、国内生産を増やす絶好期です。。
本来なら、日本企業はこぞって国内生産拠点を増やすところですが、企業が政府を信頼していない。(^^;)
さらに、人手不足・最低賃金・社会保障費etcが邪魔をして、海外から国内のチェンジは全く行われず、今後3年で日本企業の海外生産率はドンドンと増える予想なのですって。

つまり、円安の恩恵は、今、日本の救世主とはならないのです。

円が安くなるというのは、単純に円の価値が下がっているという事です。
一時、70円まで円高が進んだのはつい最近の話です。
そこから、円の価値が約50円も落ち込んでいる。

異常ですね。

お金の価値が落ちることを、インフレと言います。
物価が上がることも、インフレと言います。
金利が上がることも、インフレと言います。

これらが合わさり、国民を苦しめるものをハイパーインフレと言います。

今、物価も上がり、お金の価値が下がっています。
ですが、我々の感覚は変わりません。
一万円札は、一万円札のままです。

日本国内では、お金の価値は変わっていないのです。

しかし、世界から見る目は、明らかに日本のお金の価値が下がっている状況なのです。

元々、お金は紙切れです。
無価値の物を、信用しているだけなんですね。
だから、信頼を失えば、ただの紙切れと成り下がってしまいます。

日本の中層の国民は、今、一生懸命預金をしています。

これは、老後の生活費にあてるためです。

しかし、インフレという怪物は、生涯働き、溜め込んだ命ともいえる預金を、紙クズにする可能性を秘めているのです。

今のような財政出動をし続け・・・
公共事業で企業にばらまき・・・
霞ヶ関の構造改革をしない状況が続けば・・・

近い将来、ハイパーインフレが起こるというエコノミストは多いです。

日本は、人口が減り続けています。
超高齢化に差し掛かっています。
社会保障制度の維持すら難しい中・・・

政府は、年金基金で株運用を大々的に始めます。
恐ろしいマッチポンプです。
企業に公共事業をバラマキ、収益を上げさせ、その会社の株を買い利益を上げる。
これ、世に言うインサイダー取引ですよね??

そんな無茶、長続きしませんよ。

アメリカ経済、ロシア経済、EU経済、中国経済・・・
どれがくしゃみしても、日本株市場は大暴落しますから。

暴落した中、年金基金で買った株は損切りすることはできません。
より一層の大暴落を生むことになりますから。

年金が一気に株を売ったら、潰れる企業も出てくるでしょう。
外資に買いあさられて、乗っ取られる企業もでてくるかも。

だから、暴落しても売れない。
暴落したら、年金の含み損は計り知れません。
年金基金の株式投資が年々増えれば増えるほど、影響力が増え続け、売れなくなると思ってください。
リーマンショックやギリシャショックや、東日本ショックのような事態は、今後多々あるでしょう。

そうしたら、誰が責任を負うのか?

誰ひとり責任を負わない様が、目に見えるようです。

「経済成長を何十年も続けながら、1千兆円の借金を返済する。」
というのは、誰が見ても不可能でしょう。
政府は、自信満々に前を向き過ぎて、足元がまるで見えていない。

今こそ、足元の借金を返す必要があるのではないですか?
今、後ろ向きにならないと、本当に後戻りできなくなりませんか?
一生懸命働き、老後生きるための我々の貯金が・・・
老後を迎える前に紙くずになる可能性は、かなり高いように思うのです。

外国通貨預金が大流行りです。
ハイパーインフレのリスク回避と、円安による為替差益が人気の理由です。
それが、さらに円安の一因になっているのかもしれません。

なんだか・・・
物凄く、心配です。
アベノミクス大丈夫か?
日本は、もうすでに後戻りできないのか?


我々、思考停止してませんよね?
国民の感覚、麻痺してませんよね??

この低金利のうちに・・・
国の借金、返しましょうよ。

今後、日本国債の金利が上がっただけで・・・
ジ・エンドなんて・・・
勘弁して欲しいのです。


2014年11月29日土曜日

現場発泡ウレタンフォーム吹付断熱

今日は、注文住宅A様邸の断熱材の工事日です。

普通は、大工さんが施工するのですが・・・
当社は、大工さんが断熱材を施工しません。(^^)

断熱材だけの専門職の部隊が2日かけて施工を行います。

なせ??

それは、特殊断熱材を全ての住宅に採用しているからです。
その名も、フォームライトSL
http://www.foamlite.jp/


(クリックすると拡大します。)

在来工法の欠点は、断熱材なんです。

筋交いを主として配線・配管が邪魔をして、主流であるマット型の断熱材を隙間なく壁内に収めることが出来ないのです。

また、断熱工事をするのは大工さん。
断熱の知識も正確な施工方法も知らない大大工が多くいるのが実在で・・・
適当に壁内にロックウールやグラスウールを押し込んでいる現場も、珍しくありません。

そうなると、家は冬寒く、夏暑い。
そして、壁内結露を誘発し、家の寿命を縮めることとなります。

当社の断熱は、全て「フォームライトSL」を採用しています。

これは、空気に触れると100倍に発泡するウレタン液を現場で壁内に吹き付ける「現場発泡ウレタン吹付断熱」という工法です。


本来、この野縁(天井の骨組み)に、マット型のロックウールやグラスウールを乗せるだけです。
フォームライトSLは、天井に通気スペーサー(写真で見る茶色の物)を設置してその表面にウレタンを吹きかけていきます。

ご覧いただくように、特殊技術のため・・・
断熱材だけの専門職人が来て施工します。

よって、一切の隙間が無い断熱施工が出来きます。

連続写真でご覧ください。





柱の間で、液体が100倍に発泡するため・・・
360度の方向に張力が発生し、一切の隙間をふさぎます。

通常、床と壁のつなぎ目の隙間から、隙間風が生じるのですが・・・
その隙間に直接吹き付けるため、1mmの隙間も塞いでしまいます。

床下からの通気止めも容易に出来る。
在来工法の欠点である床下の外気の流入を防げるのです。

よって「冬暖かく、夏涼しい家」を実現出来きます。

天井には、厚み160mm以上のウレタンの層が出来上がります。


写真の天井断熱の厚み、160mmで依頼していますが・・・
200mm以上あります。(^^)

屋根の輻射熱を完全にシャットアウト出来ます。

「勾配天井やロフトにすると、真夏、家が熱くなる。」
その常識は、この家には存在しません。


施工をしていきながら、厚く吹きすぎたところを削っていきます。


家の中全部を養生し、最後にすべてを片付けます。

物凄い手間がかかります。
でも、それだけの価値があります。

費用も、通常のロックウールやグラスウールに比べ、3倍程度かかります。
でも、それ以上の効果があるのです。

おススメします。

2014年11月28日金曜日

サーモスⅡ結露

住宅サッシの結露の質問をお客様から良く受けます。

「ペアサッシであれば結露しないのか?」
「樹脂アルミ複合サッシであれば、結露しないのか?」
「外断熱であれば結露しないのか?」
「24時間計画換気システムを取り入れれば結露しないのか?」

面白いことに・・・
結露という言い回しは、2種類あります。

「窓の結露」と、「壁内結露」です。

システム換気や外断熱で「結露しない」というのは、壁内結露を指します。

結論を言うと・・・
窓の結露は、どんな家でもするのです。

結露をしないと言われている、木製サッシや三層ガラスサッシ。
これらも、冬、室内の温度が高ければ、結露します。

逆に木製サッシの場合は、水に弱いので、結露を頻繁に起こしてしまうと心配です。

2重サッシにしても、寒冷地ではやはり結露をするのです。(^^;)

ちなみに我が家は、LIXILの最新サッシ「サーモスⅡ」です。

このサッシは・・・
メーカー曰く「アルミ構造サッシの断熱をリードする」そうです。

熱伝導率の高いアルミ部分の露出を極限まで減らし、独自のスマートシナジーシステムによるアンカー式グレチャン・フレームイン構造・高性能複層ガラスが生み出す強力なシナジー効果により最高水準の断熱性能を実現。

これが、メーカーの売り文句です。

さて、我が家。
今、この時期の朝、掃出し窓がこんな状況です。



(クリックすると拡大します。)

レースなしのシェードカーテンとなります。

ガラス全面、汗をかいています。

アルミ部分はというと・・・



ビッシリ結露してますね。(^^;)

この時期、朝タイマーでガスファンヒーターを起きる30分前に作動させます。すると室内温度が20度程度、室外温度が9度前後となります。
建物は在来工法ですが、現場発泡ウレタン断熱を使用し、断熱性能が高い住宅です。
テレビCMで「魔法瓶の家」と放映しているあれです。

断熱性能は外断熱とほとんど変わりません。
ですので、玄関にあるガスヒーター一つで家の中全体が暖かい。
この時期でも、夜、Tシャツ一枚で過ごせます。

じゃあ、何故、最新断熱サッシでこんなに結露が起きるのか??
在来工法だから??

いえいえ、違います。

この原因は、サッシ&ガラスが夜、冷えるからです。

室内の温度が上がり、夜中に冷えたサッシとガラスに暖かい内気が一気に触れて起こります。

同じ家で、FIX窓(開かない窓)は・・・



結露していません。

サーモスのFIX窓は、フレームが殆ど露出していません。
外気が入り込む余地があまりないため、ガラスも冷えません。

引き違いの場合、レールの隙間から外気が少なからず入り込みます。
それで、サッシフレームが冷え、ガラスに伝っていくわけです。

よって、縦すべり窓も全面結露はありません。



下部結露は発生しています。

この下部結露は、木製サッシにも三層ガラスサッシにも、樹脂サッシにも起きます。

よく見ると・・・



樹脂の内枠にも汗が伝達しています。

つまり、冷えるものであれば、なんでも汗をかくという事です。

この結露を完全に防ぐ方法は何か??

ポイントは、カーテンです。

完全な断熱を求めるサイトの管理人は、カーテンを床に引きずるように設置し、窓の幅より10cm余計にカーテンの幅を取るよう指導しています。

内気とサッシをカーテンで完全に遮断するのですね。

でも・・・
カーテンを床に引きずったら、裾がホコリまみれですね。
しかも、いくらカーテンを充実させても、朝、カーテンを開けたとたん、結露します。
特に日が当たらない北側・西側の窓。


う~ん。

断熱性能が良い家ほど、室内の温度と外気の温度差が高くなります。
その中で唯一、計画暖房換気システムの家は、朝昼夜共に室内温度が変化しないため、サッシが常時温められ、結露をかなり抑えることができます。ただし、カーテンでサッシを遮ってしまうと結露します。

サッシが冷えなければ、結露しない。
でも、それは、かなり難しいのが現実です。

窓が少なければ・・・
家は暖かくなり・・・
結露も少なくなります。

でも解放感が損なわれます。

引き違い窓を2重サッシにするのが、今のところ一番の得策でしょうか?

でも、室内に厚みが出るし、2回開けなければならない。

結露を発生させないという外国製の特殊窓がありますが・・・
引き違いは、無いんだよな~。

2014年11月27日木曜日

血を流した者が、自分の血を輸血する

昨日、新聞にひっそりとこんな記事がありました。

~東電に738億円交付~

東京電力は25日、福島第一原発事故の賠償金として
『原子力損害賠償廃炉等支援機構』から738億円の交付を受けたと発表した。
資金の交付は、34回目で・・・
累計で4兆4582億円となった。

東電は、これとは別に政府から原子力損賠賠償法に基づき

1200億円を受け取っており・・・
合わせると4兆5782億円となった。

東電が2014年11月21日時点で支払った賠償金は

約4兆4513億円だった。

とっても、小さな小さな記事です。

でも、とてつもなく、強大な数字が並んでいます。

これを見て、ゾッとする人は、まだ、平和ボケしてないと思います。

そうです。

4兆5782億円もの我々の税金が・・・
東京電力に無償でバンバン投入されているのです。

東京電力は、そのお金を我がもの顔で・・・
被害者に「申し訳ありませんでした。お詫びです。」と賠償しています。

つまり、詫びているけど他人のお金。
まったくもって自分の腹は痛めていないのです。
それで、反省しますかね?

悪い事をしても自分で責任を負わないので良いのであれば・・・
どんな良識のある人でも、普通、反省は出来ませんわな。

政府は「将来返してもらう。」と言っていますが、今後廃炉の優遇や援助も含め、ドンドンと費用はかさんでいくでしょう。4兆ものお金が、湯水のように湧いてきて、返す当てが無く、催促もされない。今の民主主義国家の世の中に、こんな美味しい話は他に無い訳です。

そして、片や電気料金を値上げし、今年3月期で1300億円の利益を上げている。

こりゃ、異常だわ。

考えてみてください。
被害者が、自分の払った血税で償いを受けているのですよ。

「血を流した者が、自分の血を輸血している。」

血が足りないのに、自分の体から血を抜き取り・・・
その血を、自分の体に戻している異常さ。
結局、体力を回復するには・・・
自分で新たに血を造らなければならない。(゜゜;)

こんな理不尽なことありますか?
こんなひどい話ありますか??

政府も東京電力も、「責任を負う」「責任を負う」と言いますが・・・

結局は、税金、税金、税金、税金。
責任=税金なわけ。

政治家は口が裂けても、政治責任とか「したり顔」言ってほしくない。
何が起きても、国民責任となるのですから。

当たり前ですが、税金は政治家の金ではありません。
官僚の金でもありません。
東電の金だと思われたら、もっての外です。

我々のお金なんです。

その我々が、この無茶苦茶な使い方をゆるしている。
それが現状です。

原子力発電所の爆発で発生した大量の放射能。
今でも爆発当時と変わらない放射性物質が流出し続けています。
被害は収拾しません。
そのうち、海外から巨額な賠償請求を受ける可能性が大きい。

それらの賠償も、税金で行うのでしょう。

被害者は国民です。
その責任を全て負っているのは、国民なんです。

収拾する見通しもなく、付け焼刃の現場で働いているのも、国民です。
政治家も官僚も東電も高見の見物で、政府が「下層」と位置づける方々が安い給与で使われ、元請けのゼネコンがピンハネして利益を上げている。

・政府
・政治家
・東京電力
・その他沖縄を除く8社の電力会社
・経済連
・東芝・日立・三菱の大手原発製造メーカー
・原子力規制委員会
・原子力安全保安院
・日本原電
・推進派の大学教授
・推進派の医者

皆、誰一人、責任らしき責任を取っていませんよ。
それでいいんですか??

これ以上、自分の血を自分でぬぐい続けるんですか??
私は、まっぴら御免ですね。

見て見ぬふりはもうやめましょう。

他人の金をばらまいて、そのばらまく権威を偉ぶって・・・

「原子力は必要」
「放射能の影響はない」
「放射能は体に良い」
「噴火しても爆発しない」

などと言っている無責任の連中にオサラバです。

我々被害者が、唯一意思表示出来るのが、選挙です。

選挙、行きましょ!!
絶対。

2014年11月25日火曜日

事件です。

我が家は、あるシステムを構築しています。

その名も「良い子スタンプ」システムです。

子供たちが良いことをすると・・・
スタンプシートにアンパンマンのスタンプを一つ押すことが出来ます。

そして、15個のスタンプが溜まると、なんと玩具が買える!!

なんとも画期的なシステムです。(笑)

シートは私の力作です!!
15個たまったら、深夜、皆が寝静まった頃に作るのです。(^^)

また、厳密なルールがあります。
「スタンプを押す時は、母親の許可を要する」
というものです。

つまり、妻がこのスタンプを厳正に管理しているわけです。

とある日の朝・・・

子供より先に起きた妻。

キッチンにある冷蔵庫の前で、なんだか「ザワザワ」しています。

どうかしたのだろうか?
心配する私に妻、一言。

「なんだか、スタンプ増えてない??」



事件ですっ!!!

2014年11月24日月曜日

エコキュートの水漏れ

当社がエコキュートを使いだしたのが、ちょうど6年ぐらい前です。
それまではガス給湯機が標準でしたが・・・

「二酸化炭素を出さない。」
「環境にやさしい。」
「時代の最先端、オール電化。」

これらに感化され・・・
高額ですがエコキュートを標準装備としたのです。

その住宅に、ここ最近、水漏れのトラブルが頻発しています。

今回も、約5年前に引き渡しをした建売住宅のお客様から、SOSを頂きました。
しかも、2件。症状は同じです。
室内リモコンに「E10」というエラー表示が出て、お湯が出なくなるというトラブルです。

エコキュートには、外部に貯湯タンクとヒートポンプがあります。
ヒートポンプで沸かしたお湯をタンクに貯める構造です。
よって、2つの機械に、お水とお湯を行き来させるためのホースが接続されているのですが・・・

症状は、そのお湯のホースが裂けて、水漏れです。
場所は、ヒートポンプ機械とのつなぎ目からです。

最初、お客様は、すでに引渡し後約5年経過しているので、当社ではメンテナンスを受けられないと思い、三菱電機に直接連絡をし、後日、三菱メンテナンスの人間が修理に来たのです。
そこで問題発生。

三菱メンテナンスの人間曰く

「これは、配管がダメですよ。」
「架橋ポリエチレン管は使っちゃだめなんですよ。」
「今は、アルミの三層管が支流。」
「配管はメーカーでは直せないので、応急処置はしますが設置業者に依頼して取り替えてもらってください。」

漏れ出したお湯の湯気で、ヒートポンプの機械が壊れたとのことで、基盤を交換ただけで、帰って行ってしまったそうです。

基盤を交換すれば、エラー表示は消えますが・・・
応急処置だと、また、すぐ同じことがすぐ起きて、基盤が壊れるのは誰が考えても明らかなのですが・・・。

このお客様は、「配管を取り替えるのにはお金が掛かる」とお考えになり、そのまま放っておいたそうです。

そうしたら、1年経たないうちに、すぐに同じエラー表示が。
またメンテナンスを呼んで、基盤を取り替えることに。

その費用、4万円5千円也!

つまり、2回合わせて9万円の負担です。

さすがにお客様、慌てて当社に電話を掛けてきました。

「どうなってるんだ!」と。

すぐに水道屋さんを手配して、応急処置。
事情をお客様から聞き、水道屋が調べることとしました。
すると・・・

「架橋ポリエチレン管は、使っちゃダメだ。」
という、情報が多く出てきます。

三菱メンテナンスの人間がお客様に言っていた「アルミの三層管」も、水漏れ事故が多発しており、そして、殆どの事例がヒートポンプのつなぎ目からの水漏れのようです。

メーカーに問い合わせをして、推奨配管を確認します。
すると、三菱の回答は、こうです。

「架橋ポリエチレン管で大丈夫。」
「設置説明書にも書いてあるはずだ。」

とのこと。



(クリックすると拡大します。)
確かに「ポリエチレン管or銅管」と書いてあります。

しかし・・・

いやいや、待ってください。
三菱のメンテナンスの人は、架橋ポリエチレン管はNGって言って帰ってるんですよ。(^^;)

そんなやり取りをしている最中、今度はこの物件のお隣のお客様からも「水漏れ」のSOSの電話が!!

なんだよ!図ったように5年で壊れんのか(▼▼#)


すぐに水道屋さんの武蔵設備さんと現地に!
やはり同じようにヒートポンプからお湯が漏っています。

う~ん。

漏っている箇所のカバーと被覆を剥がして・・・
下の写真の真ん中の管、その取り付け金具とポリエチレン管とのつなぎ目が漏れている箇所です。


圧が掛かっているので、少量ですがお湯が噴出しています。
その噴出したお湯は、湯気をだし・・・
普段、紫外線を遮るために写真の機械の上に置いてあるカバーが掛かっているため、その湯気がカバー内に篭り、機械の中に入って基盤を壊すのだとか。

メーカーは、架橋ポリエチレン管で良いと言いますが・・・
つなぎ目は変わらない為・・・

武蔵設備さんの提案で、銅管に変更することとしました。


銅管は、バーナーを使いつなぎ手と管を溶接するので、そこに亀裂が入り漏れることは、将来にわたり回避することが出来ます。

使用直後は、内管表面の銅が溶けだし、お湯が少し青くなるそうですが、銅は人畜無害だというのでお客様にその話をして、了承を得ました。

しかし、配管を変えても、エラー表示は消えないままです。
やはり、湯気で基盤がやられたのでしょう。(▼▼#)

機械内は、メーカーじゃなければ触ることが出来ません。
2日後、三菱のメンテナンスを呼ぶことになりました。
その間、お客様はお風呂に入ることが出来なくなる訳です。
しかも、冬なのに、キッチンのお湯が出ない。

大変ご迷惑をお掛けいたします。
(この場を借りて、心よりお詫び申し上げます。)

この配管工事は、無料で行います。
だって、メーカーが「配管に問題がある。」と、お客様に言い捨てて帰っていたそうですから。

三菱電機は、架橋ポリエチレン管で良いという。
三菱メンテナンスから来た下請けの工事業者は、いまどき架橋ポリエチレン管でつなぐ業者は居ないと言う。
ネットでは、銅管にすると、お湯に青い色が出る可能性があるという。

もっと悩ませるのは、今回来たメンテナンスの下請け業者さんの話。

「架橋ポリエチレン管で問題ないです。ポリエチレンは紫外線に弱いので、接続部分が露出して紫外線で劣化すると、今回のような水漏れになる。」

ええと・・・ですね・・・
接続部にカバーがあるのですよ。
つまり、三菱のヒートポンプは、鼻から接続部が紫外線に当たらないようになっているのですが・・・(汗)


さて、どうしてくれようか!!

ちなみに、基盤工事代もお客様に支払ってもらう訳には行きません。

メーカーは、工事店(当社)が悪いと言っているわけですから。

ここは、週明け、三菱電機の担当者を呼び出して、喧々諤々やってみるつもりです。



2014年11月23日日曜日

柏尾川の蝙蝠

現在、藤沢市宮前にて・・・
注文住宅を建築中です。

建築家「伊藤誠康」先生が設計された大屋根の家です。

その現場に向かう途中、まだ、明るいというのに・・・
蝙蝠が何匹か飛んでいます。

「え?何言ってんの?」

という声が聞こえてきそうですね。(^^;)

素早い動きにカメラを向けてみましたので、ご覧くださいませ。



(クリックすると拡大します。)

解りますかね??

何々?ツバメじゃないかって??
いえいえ、もう冬ですもの。
つばめはこの時期いませんよ。

近くに来るので、もう一枚パシャ!!



どうです?
信じてくれます??

実は・・・
大船駅を少し藤沢寄りに行ったところに、山崎の跨線橋があります。
その付近の柏尾川を夜見に行ってみてください。
真っ暗な空に、うごめいている影がいっぱいあるのです。

懐中電灯を持っていったら、驚きますよ。
100匹近くの蝙蝠が舞っているのです。

昆虫を空中で食べているのかしら??

跨線橋や橋の下が巣になっているのでしょう。
柏尾川に流れ込む下水管の中かもしれません。

写真ではうまく取れなかったので・・・
動画をどうぞ!!



スマホの人は、こちらをクリックください。
https://www.youtube.com/watch?v=wigqyafRUsU&feature=youtu.be

柄が長い網があったら、捕まえることが出来ます。
それほど、目の前を飛んでいるのです。

こんど、やってみようかしら。(^^;)

2014年11月22日土曜日

障子と襖の仕上げ

一昨日、芝田内装さんにお願いをして・・・
新築住宅の障子と襖の貼り込み仕上げをしてもらいました。

芝田内装さんは、「ニコちゃんマークのクロス屋さん」といえば、ご存じでしょうか?

忙しい中、無理を言って、朝一で現場に来てもらい・・・
早速、障子から。


注射器で、ノリ付け。(^^;)

「見られながら貼るのは、緊張しますよ」

と、芝田さん。

私の携帯が引っ切り無しに鳴るので・・・
紙を貼る写真を撮れませんでした。

建込み。


仕上がり!


(クリックすると拡大します。)

雲流柄です。

今度は、襖戸。
といっても、べニアのフラッシュ戸を建具屋さんに作ってもらい・・・
表面にクロスを貼り込みます。

襖戸は強度が弱く、また古臭いイメージがあり、最近、若い方にはウケません。

お客様が選んだクロスを、広げます。


「うおっ!!」

と、声が出る芝田さん。
そうなんです。
秀吉の茶室のような柄ものなんです。(^^;)

「凄いですね」と、芝田さんから言葉が漏れます。

今まで、私、クロスを貼るところをじっくりと観察したことがありません。
今回初めて知ったのですが・・・
紙の端布に矢印マークが打ってがあるんですね。


なるほど、この矢印を合わせることで、柄を合わせることが出来るのか~!!

早速、裏返して、ノリを塗っていきます。


今回は、枚数が2枚と少ないので、機械は使いません。
ローラーでのノリ付けとなります。

隅々まで塗ったら、折れないように、たたみます。


フラッシュ戸の取っ手を外します。


クロス屋さんは、貼るだけが仕事じゃありません。

先についている細かい部材や建具、照明器具などを取り外す作業もします。
下地をビスで止めたり、追加したりと軽い大工仕事もこなします。

よって、ある程度の大工的な知識も必要ですし・・・

ドアや建具のような重量物を取り外して移動するので、繊細さも重要なのです。

取っ手を外して、いざ貼り込みです。

 

平行を出すのは、完全に感覚なんですね。
へ~。
無造作にあてがったように見えて、完璧に平行が取れています。


カッターでカット。

2枚目は、ガラの高さを合わせます。


これが結構大変です。


正味30分。
仕上がりをチェック。

そして、建込み。


完成です。
どうですか??


(クリックすると拡大します。)

吊押入れなので、ワンポイントのアクセントとなりました。
とても派手で個性的なクロスですが、違和感は有りません。
柄絵の線の緑と、壁の緑が調和して・・・
同系色の柄天井が上手く中和しました。

元は、もっと派手な色を選んでいたお客様。
しかも壁全面をこのガラにするご要望でした。

それをどうにか説得しながら、吊押入れの襖へ誘導しました。(^^)

お客様からは、最後にこう言われました。
「柳さんとの、この喧々諤々のやり取りが自分的に面白かった。」

お褒めの御言葉として、お受けいたします。(笑)

良い仕上がりに、私も、お客様も大満足です。

2014年11月21日金曜日

鎌倉市今泉新築分譲住宅(内部写真)

当社売主の太陽光発電付新築住宅「鎌倉市今泉」外部の紹介のつづきです。
http://heisei-shonan.blogspot.jp/2014/11/blog-post_18.html

内部写真のご紹介をいたします。

■リビングダイニング
真南に向いているので日当たり良く、とても明るいのが特徴です。


■ダイニング
ブラックチェリーの床に合わせ、色彩を統一。


■床
天然突板を使用したフローリング


■動線を考えた間取り
物を置いたら狭い家って、いっぱいあります。
本物件は、テーブル・ソファー・テレビ台・チェスト等を置いても動線をしっかりと確保できるよう考え抜いて設計してあります。


■リビングスペース
解放的な空間です。


■ウッドデッキ
紀州檜の乾燥材(KD材)を使用、デッキ材の厚みは、4cm!
自然系塗料のウッドロングエコを塗布して、メンテナンスフリーに。


■目隠し
このウッドデッキは、一石二鳥。道路からの目線を塞ぐ役目も果たします。


■キッチン
吊戸棚を排除した開放的なキッチン。
機能もワンランク上で、高機能HIヒーターや整流板型フラットレンジフード。
タカギの浄水器など、通常追加費用となる設備が充実。


■キッチンフル収納
大収納キッチン。ちなみに床はテラコッタ調のセラミックタイルを敷き詰めています。
安普請の「クッションフロア」ではありません。


■解放型キッチン
リビングを全て見渡せ、テレビを設置する場所を正面にしたので・・・
お料理をしながら、テレビを見ることができますね。


■特殊照明器具
キッチンの天井に着いている手元灯。
実は、これ一つだけで5帖のキッチンを全て照らしてくれるのです。


■造り付け家具
キッチンの袖に、タモの集成材で棚5段を造作。


■造作家具2
キッチンの袖壁の裏側にも、小物が置ける棚をランバーコアで造作。


■遊び心
ダイニングの壁の一部を、ホーローパネルにしました。
マジックで絵を書くこともでき、磁石が効くので張り紙も簡単に出来ます。
献立や、子供の宿題や、夫婦の言伝なの、多目的に利用してください。


■階段下収納
階段下は、無駄な場所ではありません。
大容量の収納庫として、邪魔になる分電盤や床下点検口を集約。


■引き戸
開き戸は、動線をふさぎます。
引き戸にすることで解放状態で何の邪魔するものなく空間を使うことができるのです。


■洗面所
広々洗面スペース。
洗面台は、W900のシステム洗面化粧台。吊戸棚も付き、収納力抜群。


■水回り床
お掃除簡単のセラミックタイル。
子供がビショビショで出てきても大丈夫。
フローリングだと、黒ずんだり剥げたりする箇所ですが・・・
セラミックタイルは10年たっても劣化しません。


■バリアフリー
一切の段差なく仕上げています。
トイレ床まで、同タイルを合わせて敷き詰めています。


■トイレ
使いやすい動線を考え、ここも引き戸。


■心配り
小さい収納を付けて、トイレットペーパー等をしまえる工夫。
もちろん、最新型ウォシュレットに超節水トイレです。


■浴室ドア
安い折れ戸は、私が嫌い。
プッシュプル型、開き戸です。


■浴室
断熱浴槽にキレイサーモフロア
通常使われる注文住宅のUBよりも、高額仕様です。
(定価105万円ですよ!!)


■ドア自慢
開き戸は安く、引き戸は高い。
だから、建売住宅は開き戸を多用します。
ですが、これがもし開き戸だったら、使いにくいったらありゃしませんよ。


■ソフトクローズ機能
引き戸の弱点は、戸当たりです。
勢いよく閉めると、大きな音とともにドアが跳ね返ります。
本物件の引き戸は、全てソフトクローズ機能付き。
勢いよく閉めても静かに戸当たりに収まります。


■階段
階段はタモの集成無塗装品。
塗装仕上げです。


■階段の踊り場
建売住宅の場合、殆どが6段割です。6段割は凶器です。
1段減らすことで、緩やかに登りやすく、年をとっても苦ではない階段となります。


■廊下
明るい廊下。統一感がありやわらかい視感。


■主寝室
無垢の梁が特徴的な6.13帖の主寝室


■東側窓
朝日が差し込む窓は、とても心地よい。


■ロフト
4.08帖の大容量ロフト



■ウォークインクロゼット
主寝室には、大型の予備室が付いています。
書斎として使っても良し、クロゼットとしても良し。



■動線を考える
この多目的スペースには廊下から入ることも出来ます。


■そして引き戸
空間を邪魔しない引き戸は秀逸です。
(ちなみに開き戸の倍の金額がします。)


■子供部屋
間仕切り壁を取り除き、自由度を高めた子供部屋。
5.33帖と6.64帖で合わせて11.97帖の大スペース。


■収納
両方ともに大型収納が付いています。




■バルコニー
幅8mのフルワイドのバルコニー
家族の布団が一度に干せる優れもの。しかも南に面しています。


■2Fトイレ
イタリアの街中にある石畳をイメージしたセラミックタイルの床。


■華やげる
よく見るクッションフロアの床ではありませんよ。
一枚一枚、タイルです。


■上部棚
ココにも予備のトイレットペーパーなどをしまえる棚を設置


■調光機能
リビングには、LEDのダウンライトが付いていますが・・・
光をダイヤルで調節できるようにライコンスイッチを採用しました。
夜、ムーディーな演出が可能です。


■ニッチ
邪魔になるものは、壁に埋め込みましょう。


写真、多すぎますかね??
これだけ写真をグーグルブロガーにUPしたことがないので・・・
ストレスなく見れるか解りません。

表示が遅いかもしれませんが、ご勘弁を。

11月22~24日までの間、三春情報センターさんで現地販売会を開催します。
3日間、常時内覧ができますので、ご興味がおありの方、どしどしとお越しくださいませ。
見るのはタダですよ~

場所はこちら。

↓↓詳細は、ここをクリック
http://www.heisei-shonan.co.jp/imaizumi.pdf