Translate

2014年9月27日土曜日

いや~な、予感が・・・

なんだか、最近、日本が劇的な変化をしているのではないかと・・・
個人的に感じます。
その感覚に至ったのは、いくつもの゙引っ掛かり゙です。
それらを一つ一つ紹介していきます。

まず、1つ目。
マレーシアの企業が日本で初めて「ハラールレストラン」を開店するというニュース。CEOは、「(イスラム圏の人間にとって)日本はとても魅力的な市場だ」と、熱く語っていました。
ハラールとは、「イスラム法において合法なもの」を指します。
つまり、イスラム法に順じた食事だけを提供するお店ということになりますね。

2つ目。
イラクやシリアに、イスラムの教えを掲げ国家樹立を宣言した「イスラム国」のニュース。
イスラム教による世界統一を公言し、他宗教は経典の教え通り排除するのだそうで・・・過激派とされていますが、その行いは純粋にコーランの教えに基づいているのだとか。

3つ目。
その「イスラム国」が、急速にアジアに勢力を拡大しているというニュース。
インドネシア近郊諸国で、イスラム国に共感する若者が急増しているそうです。
マレーシアもその一角です。

4つ目。
アメリカや欧州各国が自国思想を守るために、シリアやイラクで無差別空爆を行ったというニュース。
イスラム国を現代社会の脅威とし、淘汰するには民主主義の礎となる人権を無視し、一切の手段を選ばないとしたこと。
殺人者の人権も尊重し、死刑を廃止すると掲げる民主国家が、相手がイスラム教となった時点で、無差別に大量殺人を許すというものすごい矛盾に直面しています。


5つ目。
ロシアがアメリカ及び欧州諸国に宣戦布告にも似た「脅し」をしたニュース。
プーチン大統領が「ロシアは核大国だ。関わり合いにならない方が良い。」と、ウクライナとの紛争で経済制裁を科すEU諸国を威嚇した。どうやらロシアは、ユーラシア大陸の半分を支配していた帝国時代の回帰を目指し、過去統治していた国を武力により吸収しようといるのではないか?というもの。

6つ目。
ガザの無差別空爆のニュース。
ユダヤ人が建国したイスラエルが、自国の自衛のためなら他民族の命は一切顧みないという現実。女性だろうが老人だろうが子供だろうが皆殺ししている。

7つ目。
高市早苗総務大臣と稲田朋美元政務会長のスキャンダル。
ネオナチを称賛する団体代表と日の丸を背に写真を撮り、その団体サイトに写真付きで数年間広告されていた。

8つ目
山谷えり子国家公安委員長のスキャンダル。
ヘイトスピーチで有名な「在特会」の幹部と写真を撮り、その団体サイトに応援者として数年間広告されていた。

9つ目。
田母神氏が、新党設立のニュース。
そのスローガンが凄かった。
(1)憲法廃棄と自主憲法制定
(2)国軍の創設、拉致被害者の救出
(3)真の歴史観主張と日本の名誉回復
(4)家族の復活、移民受け入れ反対、外国人参政権反対
(5)原発再稼働、消費税10%凍結、相続税廃止

東京都民の50万票を得たのを自信に、極右の政党設立。
今までの日本では、くすぶってはいても、一切ひのき舞台に出てこなかった主張が・・・
つい先日、正式な政党公約として、発足しました。


これらを見て、皆さんは何を思いますか?
「別に今までと同じ。」と思えば、それで終わりです。
でも私は、これらニュースに一つの統一的な方向性を感じます。

一つ目の料理店は、別ですが・・・ 全ては、至上主義だと。

自らの価値を強引に相手に押し付けている。
その主張には、相手を゛労わる゛とか゛おもんばかる゛ような配慮は一切ありません。

それらの何が悪いとかいう話ではありませんが・・・
ただ、この日本で「何かが起こるのではないか?」と・・・
胸騒ぎがしてなりません。


我々年代の思想は、皆多くがジョンレノン的なんです

彼が作ったイマジンの歌詞が、今までの日本そのものです。

僕たちの上には ただ空があるだけ
国なんて無い
殺す理由も死ぬ理由も無く
そして宗教も無い
きっと世界はひとつになるんだ
何も所有しない
欲張ったり飢えることも無い
人はみんな兄弟なんだ
いつかみんな仲間になって
世界はきっとひとつになるんだ

こんな価値観が、The日本人です。

国家観や宗教観が無く、イデオロギーを取り除いた国。
平和を思想として掲げ、世界一治安が良く、安全な国でした。

夜に子供が一人で出歩ける唯一の国。

「落し物」を警察に届けるような文化は、世界ひろしで日本だけなんだそうですよ。(苦笑)

そんな日本が・・・
今、この瞬間に・・・
物凄いスピードで、変わってきている。

世界各地で、自身の一民族、一宗教主義を掲げ始める人々。
民主主義も一つの排他的主義です。
それを阻むものは、手段は違えど、排除する。
その応酬がイラクやシリアやガザ・ウクライナの戦争です。
思想が違うというだけで、殺す殺す、何千人何万人。

日本も、その流れに呼応しているように思いませんか?
大きな流れが出来て、日本がその波に乗っているようで、怖い

最近になって、日本人の「誇り」と「尊厳」が失われていると、多くの人が高々に憂う。
彼らは日本の過去への思想回帰を掲げています。

実は、世界で起きている戦争のほとんどが、過去への思想回帰なんですよ。
イスラム原理への回帰、帝国主義への回帰、聖地への回帰です。
その回帰先の古代社会と現代社会が戦っている。

それら大きな流れを見ると・・・

武器輸出三原則の見直し
秘密保持法
集団的自衛権

妙に・・・納得が出来るのです。

更に最近・・・
猟奇殺人や、子供の誘拐殺人が毎月のように起きます。
女の子を誘拐してバラバラにするなんて、信じられないニュースを連日目にします。

子供を外で遊ばせられない世の中に日本がなりつつあります。

何かが、狂ってきてる。
間違いなく、日本社会の歯車がずれている。

そう思うんです。

これで・・・
もし・・・
「過激派組織イスラム国への支持者が日本で発生。」
などというニュースが飛び出したら・・・

゛日本国民の命を守る゛という大義名分のもと・・・
あっという間に、今ある箍(たが)は弾け飛ぶでしょうね。

アメリカの自己防衛のように、歯止めが効かなくなる。


一度走り出したら止まらない。それが日本の特徴です。
原発を見れば、一目瞭然です。

もうすでに、思想回帰に走り出してしまっているのではないか?

個人的に、胸騒ぎがやみません。


0 件のコメント:

コメントを投稿