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2014年8月9日土曜日

アメリカの価値観

テロって、なんだろう??

テロとは、「テロリズム」の略語であり・・・
元々テロリズムとは、フランス革命やロシア革命期の恐怖政治や暴力活動を指すのだそうです。
ようは、それらを連想させるものが「テロ」とされているのですね。

これら革命の担い手が「テロリスト」という事になります。

「革命」とはなんでしょう?
革命とは、絶大な権力に対し被支配者階級が抵抗し、その権力を奪い取って、政治や経済の社会構造や既成概念を根本的に覆すことを指すのだそうです。

近年、テロと言うと・・・
「宗教対立」
「原理主義組織」
「過激派」

という言葉が絡んできます。
但し・・・

イラクの宗教対立で年間1万人以上が殺されている状況は・・・
内戦となります。

民間人が10万人近く殺されているシリアも・・・
内戦となります。

多数のデモ隊が殺されたエジプトも・・・
内戦とされています。

ウクライナでのロシア侵攻による殺戮も・・・
内戦です。

その中で、民間飛行機が落とされたら、テロなんですって。
地上で民間人が殺されて内戦。
空に飛んでいる民間機が打ち落とされてテロ。

アメリカのボストンで爆発騒ぎがあり、3人が死んで、テロ。

私には、その違いが良くわかりません。
様は誰だ死んだのか?なのかしら。
既存社会の革命を目的とする行為がテロならば・・・
イラク・シリア・エジプト・ウクライナはすべてテロですね。

ガサで行われている一方的な空爆。
今なお一般市民や女子供や赤ちゃんまでが無差別的に殺戮されています。
アメリカ大統領曰く
「停戦が発表された直後に2人のイスラエル兵を殺害し、もう一人を拉致したハマスに責任がある。」
のだそうで・・・
れっきとした「自衛」なのだそうです。

いわゆる、日本で言うところの「集団的自衛権」ですね。

我々は、オバマ大統領がいう事実があったかは、知り得ません。
破壊兵器もないのに「ある」と言い張り、利権の為に一国を潰して、何十万人の命を奪うのがアメリカです。


ただ、アメリカが発信すると、それはすべて正義となります。

イスラエルが病院を爆撃したことにオバマさん
「目的は地下トンネルを壊すことで、イスラエルは完全に正しい。」
と仰る。

ようは、何の罪もない学校や病院や避難所が空爆され・・・
多くの子供や赤ちゃん、病人が殺戮されても・・・
それは、テロリストとの戦いだから、許されると言っているのです。

よくよく考えなくても、そのアメリカの価値観の恐ろしさを理解できると思います。
もし、その病院にアメリカ人の子供が一人でもいれば、まったく違った結果を生むのでしょうね。

つまり・・・
日本で言われているテロというのは・・・
アメリカの価値観なんです。

世界の番犬であるアメリカに刃向う敵は、すべてテロリズムであり、極悪なテロリストであり、過激派の「テロ」ということにされてしまう。

そして、アメリカが許容すれば・・・
1000人殺されようは、1万人殺されようが自衛となり・・・
正義というお墨付きを与えられてしまう。
さらに、アメリカの同盟国である先進国の人々が死なない殺戮は、「内戦」の2文字で、自己責任的なニアンスに片付けられてしまう。

テロでなければ、日本は騒ぎもしない。

「日本は、憲法九条に守られている。」
という人がいます。
でも、実際は、アメリカの傘下にいる島国だから平穏なんです。
その結果、アメリカの自分勝手な価値観を100%許容している。
そして、その横暴を金銭的に支えているのが日本なんです。

悪の枢軸といわれたイラク。
でも、イラクを強大な軍事国家にしたのはアメリカの後ろ盾と支援があったというのは、有名な話です。
サダムフサインとアメリカは、それだけ蜜月な関係だった。

その数年後、サダムフサインはテロリストとしてアメリカ軍に殺されました。

「世界で一番怖い国は、北朝鮮でもイランでもない。」
「アメリカだ。」

某著名人がそうおっしゃっていましたね。(^^;)

テロは・・・
その行為事態は確かに恐ろしいですが・・・
行われているのは、同じなんです。
それは、アメリカの銃乱射でも、猟奇的殺人でも、戦争でも内戦でも報復でも、自己主張を押し通すための単純な人殺しという手段なんです。。
皆無差別的な殺人で、殺される側は、なんら変わらない。


個人的に、「テロ」相手なら、なんでも許されるという風潮が怖い。
テロという言葉が、怖くて仕方ありません。



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