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2014年4月22日火曜日

カーテン選び方のむずかしさⅡ

カーテンというと、皆さんドレープカーテンをイメージされると思います。
横引きで両開きのカーテンのことです。

最近では、シェードカーテンも豊富で・・・
その他・・・
・ロールスクリーン
・プリーツスクリーン
・ブラインド

等々、皆、レース機能が付いていたりと、選択肢がとても多くあります。

一番普及しているドレープカーテンの「ドレープ」とはどういう意味なのでしょう?

ドレープ=「布を垂らしたときに出る緩やかな生地の弛み」
なのだそうです。

シェードは、「日を遮るもの」
プリーツは、「ヒダや折り目」
ブラインドは、「見えない」

日本語にすると、解りやすいですね。(^^;)

話しを戻します。
ドレープを選ぶ場合、まず選択するのが、生地の数量です。
これを、「ヒダ」で選択します。

①ヒダ無し
②1.3倍ヒダ
③1.5倍ヒダ
④2倍ヒダ
⑤2.5倍ヒダ
⑥3倍ヒダ

「ヒダ」が多ければ多いほど、生地が増える寸法です。
単純に「ヒダ無し」がピッタリと張った布、平面一枚となります。

1.3倍だと少しウェーブが掛かるぐらい。
2倍だと、生地も2倍。ちょっと高級なカーテンのイメージです。
3倍ともなると、洋館のゴージャスな感じを思い浮かべてください。

1.5倍ヒダのカーテンと3倍ヒダのカーテンを見積もりますと、実際に倍ぐらい価格が変わってきます。単純に生地が倍かかるので、同じサイズの窓に付けるだけでも、定価4万円~8万円の開きが出ることになります。

最近は、住宅に「シャープ」「シンプル」という傾向があるので、カーテンは1.5倍ヒダを選ばれる方が多いのだとか。

逆に2倍にしたいけど予算が無い方は、1.7倍~1.8倍などのチョイスも可能です。(見た目、2倍とほとんど変わらない。)

ヒダが決まると、今度はレールをチョイスします。
レールも様々な種類があり、迷います。

装飾レールは、レールだけで定価2万円前後と高額です。
この装飾レールを生かして、ガイドも装飾にしたり、カーテン自体にガイドを縫込み「鳩目」スタイルにすることもできます。
鳩目スタイルは、カーテンを「面」で見せる「柄物」を選んだ場合に有効な形です。

ガイドに対する留め方も選ばなければなりません。
要は、ガイドを差し込む箇所の「つまみ」の形です。

①プレーン(山無し)
②1つ山
③2つ山
④3つ山
⑤箱ヒダ
⑥ギャザー

3つ山は、3つに抓んだ洋風な仕上がり。
2つ山は、2つに抓んだ少し抑えた仕上がり。

1つ山はシンプル。
プレーンは山無しなので、カーテンをフラットに見せます。
箱やギャザーは、3つ山より「より洋風」となります。

生地とにらめっこして、ドレープの様子を鑑みこれらを決め・・・
次は、レースです。

レースにも同じように生地量、レール、ガイド、留め方を選びます。

カーテンもレースも、ともに一番最初に生地の柄や種類を選ぶのですが、実は生地と合わせてレール・ガイド・ヒダ・山等も大事なのです。
これらを全体的にイメージをしないと・・・

「カーテンは柄物で若者風なのだけれど、形は洋風。」
「だけど家自体は和風。」

というような、まとまりがない空間となってしまうので、注意が必要です。

また、生地にも機能がいろいろあります。

①遮光性能
②防炎性能
③遮熱性能
④紫外線カット性能
⑤遮音性能
⑥形状記憶性能
⑦消臭機能
⑧抗菌機能
⑨ミラーレス
etc・・・

もう、こうなってくると訳が分かりません(^^;)

ただし・・・
これらをしっかりと把握しないで、カーテンやレースを選んでしまうと、いざ付けて住んでみたら、日中暗くしたいと思いカーテンを閉めても明るくて参ってしまったり・・・、逆に夜は、外から家を見たら人影がばっちりと写るぐらいプライバシーが無くなったり・・・、薄すぎる機能無しレースで、レースの意味が無くなったり、逆にレースが重すぎてキツかったり・・・

「後の祭り」という、後悔することとなります。

そして、正面付にするか?
天付にするか?

正面付は、レールに生地をかぶし、カーテンを引いたときにレールが隠れる取り付け方です。
天付は、カーテンを引いても、レールが隠れません。

また、窓内の窓枠付にするか、壁付けにするか?
窓内に付ける場合は、レールを窓枠の上に付けます。
窓からあまり出っ張ってこないので、スッキリとした収まりとなりますが、カーテン外周に隙間ができるので、断熱性や遮音性が劣り、また、外にも中にも光が漏れます。更に、窓に発生する結露でカーテンが濡れるので、汚れることが多かったりします。

私がお勧めするのは、レースを窓内の天付にして・・・
カーテンを壁付けの正面付とする形。

窓内にすると、生地は少なく済みます。
窓外にすると、窓周りで外周ぐるっと5cmほど余分に生地代がかると思ってください。

さらに・・・
タッセルと房掛け。

タッセルとは、カーテンを束ねる紐の事。
房掛けは、それを掛ける留め具の事。
これも、装飾モノが多数あります。

ここまで話したら、カーテン、もう面倒くさくて「もう他人に任せます」という声が聞こえてきそうですが・・・

人任せで自分の思い描くものが出来上がってくるのは、稀です。

夢のマイホームです。
一生に一度の買い物ですから!
性根を据えて、とことんやってみるのも楽しいですよ。

ちなみに・・・
シェード・ロールスクリーン・プリーツスクリーン、ブラインドも同じように個々に特徴があり、種類が豊富です。

最近は、カーテンと言えばシェードという人がいるほど、上開きのカーテンが人気であったり、価格的に安いロールスクリーンやプリーツスクリーンを選ばれる若い人も増えてきています。

高額なイメージのあるブラインドも、高級カーテンに比べたら、かなり安い部類に入ります。

最後に・・・
私は、不動産取引業及び、建築業の人間です。
よって、カーテンにはさほど精通はしていません。

なので、もしかしたら間違えて認識しているかもしれませんので、間違いがありましたらご容赦下さいませ。

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