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2014年1月25日土曜日

家とは?

新築の家を買う時・・・
皆さん、何を見て購入を決めますか??

「広さ」「立地」「環境」「間取り」「設備」「性能」

色々、あると思います。

私、20年近く新築住宅にお客様をご案内していますが・・・
皆、建物に関しては、結構アバウトだったりします。なんでしょう、「パッと見のイメージ」にあるところが強いように思います。
お客様の中で、「がらんどう」の空間を見て、実際の生活を想像される方、又は出来る方は中々いらっしゃいません。

立地や環境は、慣れます。
まさしく「住めば都」なんです。

でも、人と建物が相反する家は、いつまでたっても落ち着かないものなんです。
実際、ほとんどの生活は、家の中です。
庭を重要視される方も多いですが、いざ、建物を削って庭を造って、ほとんど庭に出ることなく荒れ放題なんて、ざらにあります。

ですが、家の中は、そうは行きません。
毎日行き来して、見て感じて嗅ぐんです。
建物で重要なのは、間取りや広さではありません。
生活後の「視感」と「動線」です。

広いと思って買った家に、いざ引っ越してみると・・・
荷物で「人が通れない」とか「置く場所がない」とか「なんだか狭い」というような事が普通に起こります。
お金をかけて、こだわりの家を建てた後・・・
今まで使っていた調度品を持ち込んだら、全然安っぽくなってしまった・・・なんていう家を、何件も知っています。

逆に、狭小の土地や、景観・立地の悪い土地を買って、創意工夫の家を建てて素晴らしい生活を手に入れた人を知っています。

家のプロとして、アドバイスするとしますと・・・
「家に置くものを決定してから、家を買う、又は建てる。」

テーブル
椅子
ソファー
食器棚
チェスト
勉強机
ベット
洗濯機

冷蔵庫
オーディオ
テレビ
etc

あらかじめ、必要なモノを確定し、必要最小限のサイズを決める。
もっと言えば、絵や写真、時計なども・・・です。

注文住宅であれば、絵画や写真の大きさに合わせてニッチや棚を造る方も、実際にいらっしゃいます。
以前、注文住宅を請け負ったとき、写真20枚階段に飾りたいからと、階段に10cm角のニッチを20個作ったことがあります。

建築家が手掛ける家などは、ソファースペースをアルコープにして、お目当てのソファーぴったりの部屋にしたり、ソファーを家具屋さんに造作してもらい造り付けにしたりします。テレビ台や本棚は理想のサイズピッタリに造り付けが当たり前です。

出来上がった新築住宅を見に行くのに重要なのは・・・
現場での妄想です。
頭の中で調度品をすべて設置してみる。
そして、視感と動線をイメージしてみる。

バイクや
自転車も忘れがちですが・・・
今は夫婦2人だけれど、将来子供が増えたら??
自転車2台、バイク1台、結構なスペースが必要となります。

家ありきで調度品を合わせるとなると、思うように行きません。
後々、こんなつもりじゃなかったとなります。
無理をすると、動線を壊してしまう。
かといって、使い古したものだと、視感を損なう。
古び」があるものは別ですが。

家は高額ですから、家を買った後に家具を買おうにも、予算が底を尽きてしまい、我慢される方も物凄く多かったりします。

だから、先に調度品に目星をつけ、予算を決めておく。(^^)

それらが無理なく置ける家を・・・探す。
または造る。


住宅選び・・・
意識を変えてみてください。

是非。

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