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2014年1月19日日曜日

教育と企業

企業の求める人材と・・・
大学教育の・・・
ギャップ。

「国の補助を受けないと経営が成り立たない大学が、そもそも経営や利益を出す仕事の方法を教えられるはずがない。」

もう何年も、言われ続けてますね。

企業は、小中高大と16年間、教育を受けてきた成人に対し、新たに何年も企業教育をしなければならない矛盾。(^^;)

大学の存在意義ってなんでしょう?

私が飲食店の経営をして、多くのアルバイトに接する機会がありましたが、大学生や大学卒業生の多いことに驚きました。
そして、みなこんなことを言います。

「やりたいことがない。」
「とりあえず、どこか就職してから、これからどうするか考える。」

「自分探しをする。」

ある子は、「大学を卒業したら、自分探しの旅にでる。」と言いました。

君、大学の4年間はなんだったの??

人は、働かなければ生きていけません。
「生きるとは、働くこと」
「自由とは、働くこと」


西原理恵子が言ってましたね。

やはり、大学の存在意義は、就職にあると思うのですが・・・

専門学校のように、目標の仕事に向けて学校を探すというのが正解だと思うのです。そう考えると、「少しでも偏差値の高い大学に入る」という高校や塾教育が悪いという事になってくるのですよね。

なぜ、企業が独自の大学を作らないのでしょう?
(国の法規が許さないのは、想像できますが・・・)

ソフトバンク大学。
ユニクロ大学。


4年間みっちり、起業教育をすれば、良い。
即戦力になりますよ。
企業がノドから手が出るほど欲しい即戦力です。


ユニクロは、大学1年生に就職内定をだし、在学中にユニクロでアルバイトをしてもらい、起業教育を行うことをするのだそうですね。卒業後、すぐに店長として採用するのだとか。

つまり、大学4年間が完全に無駄だと言っているわけです。

うちの会社も「完璧な不動産業実務の知識」を持った大学卒業生が居たら、すぐにでも雇いたいですもの。

私、全く知りませんでしたが・・・
今現在でも、企業系の大学って存在するんですね。

武蔵大学=東武グループ
東京都市大学=東急グループ
成蹊大学=三菱系
豊田工業大学=トヨタ自動車
大同大学=大同製鋼
流通科学大学=ダイエーグループ
流通経済大学=日本通運

でも、これらは企業教育をしているわけではなく・・・
豊田工業大学に入ったからといって、トヨタ自動車に就職できるわけではないらしいです。(なぜ??)

特殊な学校では、こんなのもあるんですね。

日立茨城工業専門学校=日立社員のための大学
パナソニック電工工学短期大学=パナソニックの社員のための大学

高卒以上で1年以上企業に勤めた社員が、会社の補助を受けて全寮制等で通う大学だそうです。面白い。

今、私大は4割の定員割れが起きており・・・
過半数以上の定員割れを起こしている大学がとても多いとのこと。
田中真紀子が切り込もうとして、あっという間に首をきられてしまいましたが、これらの601校の大学に巨額の補助金が今でもつぎ込まれています。

なぜ、こうも保護されるのでしょう。

「教育は聖域だ」という、
天下り元の文部省や天下った理事長や学長が原因だとしても、それだけじゃ釈然としません。

市場経済主義を掲げる日本が・・・
教育だけ、需要と供給からかけ離れて行っている。

おかしい・・・よね。


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